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いつも言うのが遅い...「報連相ができない若手」が量産されてしまう理由

2022年05月04日 公開

平賀充記(ツナグ働き方研究所所長)

上司と部下

昨今、働き方や仕事への価値観は従来のものから大きく変わりつつあります。令和時代の若手社員に、時にはイライラ・モヤモヤすることも...。そんな「イラモヤ」を解消するには、彼らがとる言動の背景に何があるのかを知ることが重要です。若手社員のホンネを交えながら解説します。

※本稿は、『イライラ・モヤモヤする 今どきの若手社員のトリセツ』(PHP研究所)より内容を一部抜粋・編集したものです。

 

Case1.前にも言ったよね?何度注意しても改善しない若手

【オトナのイラモヤ】
人には失敗やミスはつきもの。そういう経験から学んでいけばいい。そう思ってはいてもさ、1回や2回という程度ではなく、何度も何度も繰り返されると、やっぱり、イラっとするよね。何度注意しても、同じミスを繰り返してしまうって、こっちの言い方に問題があるってこと?

【若手社員のホンネ】
何回も注意されたことを何回もミスするってのは、申し訳ないと思ってます。でも、ホンネ言っていいですか。注意されるたびに思うんですけど、それって、そこまで大事なことなんですかね。

成長していく過程での失敗やミスはどんな人にでもあります。我々オトナ世代は、臆病な若者に「もっと失敗してほしい」とさえ感じています。しかし、冒頭のケースのように、何度注意しても同じミスを繰り返されると、さすがに萎えますよね。

例えば、口では謝罪しているけれども、実際には具体的な改善行動が見られない。こういうケースの場合は、若者はミスったことを「自覚」してはいるんだけど、実はオトナが期待している「自覚のレベル」とギャップがあるということが考えられます。

遅刻したときの例で考えてみましょう。

「遅刻は良いことか?悪いことか?」と聞いたときに「遅刻は良いことだ!」と手を挙げる社会人は、(おそらく)いません。しかし「どのくらいの遅刻なら許されるか」という認識は、個人差がかなりあるはずです。

「約束の30分前には待ち合わせ場所の近くにいて、絶対遅れないようにする!」と思って行動する人と、「待ち合わせの時間から5分くらいの遅れは遅刻には入らない」と考えて行動する人との間には、遅刻に対しての認識の度合いには大きな隔たりがあります。

「遅刻してはいけない」と注意したとしても、後者は「5分くらいの遅刻なら許容範囲」と思っているのだから、いっこうに改善したようには見えません。

つまり、自分の行動は間違っていると本人が認識していたとしても、その認識の「度合い」がオトナと同じ水準でなければ、期待しているような改善行動には映らない、ということです。

では、なぜ、ミスに対する度合いのギャップが埋まらないのか。

ここが、今どきの若者の厄介なところです。知らないことが恥ずかしいと考えて自己開示をためらう人は、質問するということが極めて苦手です。

こんなことを聞いたら、そんなことも知らないバカだと思われる。

こうした若者の価値観が、何度注意しても、同じミスを繰り返してしまうことの原因のひとつであることは間違いありません。若者が、自らアプローチして失敗やミスのレベルを擦り合わせるのが苦手なんだとすれば、オトナのほうから歩み寄るしかありません。

 

<解決のヒント>認識の違いを把握する

ミスをした若者が、そのミスをどのように捉えているのか。もっと言うと、どんな度合いで捉えているのか。これを知ることで、本質的な改善を生み出すアプローチを考える大きなヒントになります。ぜひ、一歩踏み込んで聞いてあげてください。

まずは、「ここまでは改善してほしい」レベルまで、若者本人が行動を改善する「必要がある」と認識できているか、このあたりを確認することから始めましょう。

とはいえ、聞き出せたとしても、オトナが期待する問題意識や行動改善のレベルまで一気に持っていくのは、すぐには難しいかもしれません。一歩一歩、具体的に改善の度合いを擦り合わせていきましょう。

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Case2.早く相談に来てくれよ! 報連相が出来ない若手 >

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