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生き方

バービーさん「自分が好きになれない人は、まず体調を疑ってみて」

バービー(お笑い芸人)

2023年06月07日 公開 2023年08月24日 更新


写真:南阿沙美

どんな人でも、自分に自信を持てず、落ち込んでしまう時があります。その原因は何なのでしょうか? お笑い芸人のバービーさんが、自身の経験から学んだ「自己評価が下がる原因」。そして、落ち込んだ時の過ごし方について語ります。

※本稿は、バービー著『「わたしはわたし」で生きていく。』(PHP研究所)より内容を一部抜粋・編集したものです。

 

健康状態が原因かも!?

「自分大好きバビたんです」がモットーのバービーですけれど、素の私がつねに自分大好きかというと......そんなわけはないですね( 笑)。

やっぱり人間だから、どうしたって自分が嫌いになる瞬間はあって、「劣ってるなあ自分」とか「なんて中身のない人間なんだ」なんて具合に、しょっちゅう落ち込んでいます。

でもね、あるときふと思ったんです。この自己認識とか自己評価みたいなものって、じつは健康状態にすごく左右されるんじゃないかと。

たとえば、自分のケアがどうでもよくなったり、いつのまにか部屋が散らかっていたりすることは誰にでもあると思うけれど、そういうときに限って、自分の嫌いなところを強く感じるゾーンに入ってしまいがちですよね。

イケてる自分だって知っているし、気に入っているところだってあるのに、照準をそこに合わせられなくて、自分のネガティブな部分ばかりに意識がいっちゃう。

そういうときって8割方は、何か健康状態に原因があるんじゃないかと思うんです。

だから自分を好きになれないときは、たとえばホルモンバランスが乱れているとか、肩がこっているとか、とても疲れているとか、あるいは生理でしんどいとか、そういう理由をいちど疑ってみるといいかもしれません。

気分が落ちているときほど、まず身体をケアしてみる。私自身は最近そう心がけています。それから、とくに腸は「第2の脳」とも言われるほどなので、たまに腸活もしているんです。不思議と気持ちも穏やかになるんですよ。 

私の場合はわりとシンプルで、「最近、添加物の多いものばかり食べてないか」とか、「冷たいものばかり飲んでないか」とか、自分の生活を見直してみると、意外なほど元気になれてしまうのです。

 

謙遜はほどほどに

日本の社会って、「謙遜しなくては」という意識がすごく強いですよね。褒められても「ありがとう」じゃなくて、「そんなことないよ」とつい返してしまう。

この謙遜文化も、自分を好きになりにくい体質を助長していますよね。いつのまにか、"ネガティブな自分"が染みついちゃうんです。

今でこそ、私のこの"自信満々キャラ"もだいぶ受け入れてもらえるようになったけれど、10年前は本当に叩かれました。「太ってるのに、よくそんな服着られるね」と何度言われたことか( 笑)。

この時点で、キャラ付けは大成功! でも当時は、「どうしてこんな言われ方するんだろう?」と不思議でもありました。だからよけいに"イタい奴"だと思われたんでしょうね。

だけど、「ヤバいよ」とか「イタいよ」と誰かをジャッジする人って、じつは自分自身がその呪いにどっぷりハマッているのではないか、という気もするんです。

つねに人の目を気にして、「私なんてぜんぜんかわいくないし......」と周囲に謙遜しているうちに、自分を卑下する呪いを自らにかけてしまっている。きっと厳しく育ってきた人ほど、知らず知らずのうちに「〜べき」という"常識"に縛られて、自分で自分を律しているんだと思います。

だからもし、呪いにがんじがらめになって、今の自分を好きになれないのなら、他人を許すことから始めてみたらどうかなと思います。人を受け入れると、自分自身もラクになれるはずだから。

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そのフィルター、必要!?

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