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水道光熱費6000円以上の節約に...ファミリー世帯が導入すべき「お得な家電」

和田由貴(消費生活アドバイザー)

2023年08月25日 公開

物価高騰に加え、電気代までも値上げ...少しでも日々の出費を抑えるにはどうしたら良いのでしょうか? 本稿では光熱費と水道代を下げるために、ファミリーにおすすめの家電や、今すぐできる節約術を、消費生活アドバイザーの和田由貴さんがご紹介します。

※本稿は和田由貴著『即実践! 即効果! 節約のプロがおしえる家計防衛術100』(辰巳出版)から一部抜粋・編集したものです

 

照明は常にこまめに消すべし!

・短時間でも、消したほうが電気代は安くなる!
・蛍光灯の場合、オンオフを繰り返すことで寿命は縮む
・こまめに消したり、掃除する習慣をつけるべし

「照明器具はつけっぱなしがおトク」というウワサ...ありましたよね。スイッチを入れて点灯した瞬間に大きな電力を使うので、ひんぱんに消さないほうがいいなど...。

はっきり言います、そんなことはありません。これは明らかに間違い! 照明はごく短時間でも、消したほうが電気代も抑えられます。

点灯した瞬間に、何分間もつけていたときほど大量の電力が消費されることはないので、使わないならこまめに消すという習慣をつけましょう。

ただ、蛍光灯の場合、つけたり消したりを繰り返していると寿命が縮むというのは事実。ですから、蛍光灯は1日に何度も点灯や消灯をしない部屋に使うなど、場所を選んで使うのがいいでしょう。

また、照明器具は掃除も大事。1年間掃除をしないと、明るさが約20%低下するのだとか。こまめに消灯、掃除をするという習慣をつけ、省エネ&節約を目指しましょう。

 

便利な洗濯乾燥機は使い方によってタイプを選ぶ

・洗濯乾燥機はタイプによって電気代に大きな差がある
・お手頃なヒーター式の乾燥は電気代が高め
・高価なヒートポンプ式の乾燥は省エネで節電効果も高い

全自動洗濯乾燥機をお使いのご家庭が増えてきました。この乾燥機能を大きく分けると、電気をそのまま熱に変えて乾燥する「ヒーター式」と、大気を利用して熱に変えて乾燥する「ヒートポンプ式」があります。

イメージとしては、ヒーター式はドライヤー、ヒートポンプ式は除湿機といったところでしょうか。

同じ乾燥機能ですが、このヒーター式か、ヒートポンプ式かによって、ランニングコストには大きな差があるのです。洗濯だけならさほど電気代はかかりませんが、乾燥機能を使うと電気代は一気に上がります。

ヒーター式の乾燥機能が付いたモデルの場合、本体価格はお手頃ですが電気代は高め。乾燥機能は予備と考え、最低限の時間に抑えて使えば省エネできます。

一方、ヒートポンプ式の洗濯乾燥機の場合、省エネで節電効果も高いのですが本体価格は高額です。すべて洗濯機にお任せという子育て世代なら、乾きも早いヒートポンプ式がおすすめ! 買い替えを検討する際には、乾燥機能の使用頻度や電気代なども考えることが大事です。

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光熱費をトータルで考えて電子レンジをかしこく活用!

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