YouTuberいけちゃん「落ち込んだ時は本能のままに」 自分の機嫌を取るためにしていること
2026年07月29日 公開
上司に仕事のミスを何度も責められた。頑張っているのに、なぜか上手くいかない。生活していれば、そんなふうに落ち込むこともあるでしょう。登録者数80万人を超える旅系YouTuberのいけちゃんは、「嫌なことがあった日は、自分の機嫌は自分で取るようにしている」といいます。
本稿では、いけちゃんが実践している落ち込んだ心を癒す方法について、見ていきましょう。
※本稿は、いけちゃん著『わたしは猫のように生きたい。』(クロスメディア・パブリッシング)より、内容を一部抜粋・編集したものです。
※写真はイメージです
縄張り
常に部屋の隅にいたい。広い部屋でも、狭い部屋でも。人一倍警戒心が強いため、鉄壁に守れる位置(場所)を探してしまう癖があるようです。自分の体の四方を外に晒していると不安。できるだけ壁で物理的に守られたい。
たとえば、電車の中だったら、ドア横にあるスペース。あの位置は人間を観察するのに最適で、すぐに降りることもでき、パーソナルスペースを確保できます。飲食店に行って、食事をする時も、やはり端のほうの守備位置を探します。
このことは、何もわたしだけのことではなく、多くの人が共感することとも思います。たくさんある広いスペースのど真ん中に座る人というのは稀な感覚の持ち主です。
これは、猫も人間も、同様の生存本能が働くのかもしれません。猫は狭い室内の空間で、「縄張りマーカー」をしています。いわゆる、爪とぎです。気に入った場所にマーカーをして、自分の縄張りを知らせているのです。
わたし自身、そんな特別な縄張りがあるのか?と考えてみました。振り返ってみると、水辺の近くに住んでいることが多いことが分かりました。海や川の水音が好きなのかもしれません。
水辺にある公園で人々を観察したり、明日からの予定を想像したりしながら過ごしていると、いつの間にか、時が経っています。
食べ物で心も満たす
なんだか上手くいかない、気分転換したいなあと思う時はお菓子を食べます。
お菓子は何より見た目が大事です。肌が荒れるので頻繁には食べないけど、好きなのはマーブルチョコ。無作為に出すと、茶・茶・赤・茶のように、似た色が出ることがあります。あれはダメです。わたしがマーブルチョコに求めているのはこれじゃない。
ということで、もう一度出してみると今度は、黄・赤・青・ピンク!こういうカラフルな色彩で出てきた時、テンション上がりません?わたしが求めているのはコレです。テンションが上がることが大事。色とりどりでとっても可愛い。(ちなみに、マーブルチョコの色ですが、緑色・青色はスピルリナという藍藻類の色素で、茶色はイカ墨から色を抽出しているそうです)
お菓子を味だけでなく、視覚的にとらえると、よりおいしく感じます。似たような理由で、カラフルなグミも好きです。これも、無作為に袋から取り出した時、青・青となったら、また袋に戻す。次に、青・緑・黄と組み合わさって、キレイなグラデーションにそろった時、「いぇーい!」となって、心が晴れます。
グミはシャリシャリ系とか、ハード系とか、食感も色々あってテンション上がっちゃう。気分転換の方法は、他にもお茶を飲むとか、あまりお金がかからず、どこでもサクッとできることも大事かもしれません。
本能のままに
わたしは人間に長期間イラッとしたり怒ったりすることがありません。それは、猫が喧嘩しても、すぐに争いを終息させることと似ているかもしれません。
猫は猫同士でケンカをするけど、群れのなかでケンカをしたとしても、一通り気が済むと何事もなかったかのように、おとなしくしています。わたしも、どちらかというと、猫のようになるべく調和していたいです。
それでも、嫌な目にあえば落ち込むこともあります。そんな時はまず寝ます。そしていつもより美味しいものを食べ、熱い風呂に入り、動画でも見て楽しく過ごします。眠って、起きて、食べて......それを繰り返していけば、そのうち飽きてしまい、他の行動へと移ります。
自分の機嫌は自分で取る。嫌なことがあっても、もう起こってしまったことには何とか折り合いをつけるしかないのです。無理に忘れようとしたり、自暴自棄にならなくても、心の栄養を与え続けてさえいれば、そのうち怒りのピークは過ぎます。
むしろ他のことに没頭することで"何度もそのことを思い出し考えることで記憶に強く刷り込まれる"ことを防いでいます。人間も猫に倣って休息をたっぷりとって、本能のままに生きたほうがいいのかもしれません。
好きなことで自分を癒す
猫のゴロゴロ音みたいな、自分も他人も癒せる技があったらいいのになぁと思うことがあります。
実際、元気が出ない時は、とりあえず歩きます。でも、ただ歩くだけでは癒されないので、カフェに行きます。カフェでの最優先の注文はロイヤルミルクティーです。わたしはコーヒーが苦くて飲めないので、たいていは紅茶を飲みます。というか、ミルクのほうが好きなのかもしれません。
「アイスミルクください!」
そう言うと、たいていの店員さんは物珍しい人を見る顔をします。そりゃそう、カフェに行ってミルク(牛乳単品)を頼む人はほとんどいません。わたしはミルクの、あのまったりとした感じ、真っ白な色に癒されているのだと思います。
そうやって、癒された後、移動します。たいていは歩いて帰ります。遠い時は片道3キロくらいを歩きます。カフェで過ごして、体を動かしていくうちに、心は元気になっていきます。カフェが大好きなわたしですが、特定のお気に入りのカフェに行くわけではなく、いつも違うカフェを探して、その場で癒されています。
もうひとつ、短時間で癒される方法があります。でも、これはあくまでわたしにとっての癒しであることは付け加えておきます。
洗濯です。みなさんの家で使っている洗濯機はどんなものですか?わたしの家にあるのはドラム式です。そのままスイッチを押すと乾燥までやってくれるタイプのものです。
でも、わたしは乾燥までは行わず、「洗い」「すすぎ」「脱水」までで洗濯物を取り出し、ベランダで干すのが好きです。晴れた日、物干し竿に等間隔で綺麗に服を並べると、かなり気分がいいです。洗濯をしたいので毎日過剰にタオルを使いまくります。そうやって、整理してみると、ほかのものも整理したくなり、机を拭いたり、床の掃除をしたりしてしまいます。
考えてみると、歩きながらカフェに行くことと似ていて、体を動かしていることに加えて、わずかでも達成感や進捗を感じられるところがよいのかもしれません。わたしはとにかくじっとしていることが苦手なので、移動したり行動したりすることによって、心と体のバランスが保たれているようです。
そういえば、猫も常に場所を移動して、行動することを繰り返して、変幻自在に自分の居場所を見つけています。移動・行動することは癒しの手段になるのかもしれません。