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生き方

頭がいい人の話し方が身につく3つの「口ぐせ」

樋口裕一(多摩大学教授/白藍塾塾長)

2013年06月26日 公開 2022年11月09日 更新

型を使って論理的に話す

「話すのが苦手」という人は少なくないようですが、ことにビジネスの世界では、論理的に話をすることが求められています。

論理的に話すなどと言うと、苦手意識がさらに強まってしまうかもしれませんね。しかし、型に即して話をすれば、それほど怖れることはありません。

おすすめするのは、4部構成の"論述の型"です。

1.主張表明 何について話すかを明確に。「...だろうか」など疑問提示でも。

2.意見提示 「確かに...しかし...」という型を使い、自分の意見を示します。

3.展開 「なぜなら」で始めて、自分の意見の根拠を示します。

4.結論 「したがって」で始めて、もう一度自分の意見を整理します。

この一連の流れを、口ぐせとして覚えておけばいいのです。ビジネスの話はもちろん、音楽やスポーツなどの趣味、社会、政治、経済など、何について話をするときでも、この型を口ぐせにしてしまいましょう。

たとえば、食事に行くとき。「今日のランチは、ラーメンにしようか。確かにカレーもいいけれど、今日はラーメンにしよう。なぜなら、昨日はカレーだったから。したがって、今日はラーメンに決定!」というように考えていくわけです。

こんな他愛もないテーマでも、いつも型を使うことで、論理的に考えるトレーニングになります。これを続けるうちに、本当に論理的な思考が身についていくはずです。

 

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