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生き方

嫌いな人を真似してしまえば人生が好転する

心屋仁之助(心理カウンセラー)

2018年06月20日 公開 2024年12月16日 更新

これまでがんばってきた、我慢してきた、人に頼らずやってきたのに、なぜか人生が好転しない……。

そう思っているのなら、自分を変えるために「あなたが嫌いな人」を真似るべきだ――そう話すのは、昨年の10周年講演会ツアーを書籍化したものが話題でいる、心理カウンセラーとして絶大な人気を誇る心屋仁之助氏。

嫌いな人を目指すというのは一体どういう意味か、自分を自由にする「魔法のフレーズ」と共に、心屋氏が解説する。

※本稿は、心屋仁之助 著『最初で最後の講演録 人生を大逆転させるには』 (かんき出版) より内容の一部を抜粋・編集したものです。

 

わがままに生きるススメ

私はしばしば現代人の多くががんばりすぎているという話をします。

「がんばること」が素晴らしい。
「我慢すること」が素晴らしい。
「私がやること」が素晴らしい。

これらの信念を持っている人は、背負うものが大きすぎて、身動きがとれなくなっている状態になっているかもしれません。

実はこれが、人生の大逆転を阻んでいる理由なのです。

これをひっくり返して、がんばらず、我慢せず、私がやらずに人に任せるということは、「わがままになる」ということです。この「わがままになる」ことが、人生を大逆転させるためには必要なことです。これは、ある意味「嫌われる勇気」です。

私がこのように伝えると「みんながわがままばかり言っていたら、世の中むちゃくちゃになる」と言う人がいます。

でも、その心配はありません。なぜなら、この記事が気にかかりクリックをしてくれて、これを読んでくれている人のほとんどは、基本的に「いい人」だからです。

一生懸命がんばって、自分が我慢してすむなら我慢して、人に迷惑をかけないように全部自分でやることが素晴らしいと考えている、いい人なんです。乱暴を働くとか、人に思い切り迷惑をかけるような酷い人はいません。

そういう人が、今日から勇気を出して「よし、わがままに生きよう」「人に迷惑をかけて、好きなことをやっていくんだ」と思ったとしましょう。

そういう人が、人にかける迷惑は「ネコパンチ」みたいなもの。誰にもダメージは与えない、かわいいもんです。

だから、安心して、もっとわがままになって、もっとネコパンチしてほしいんです。

 

あなたは正義の味方として生きてきた

「がんばること」「我慢すること」「私がやること」が素晴らしいと考えて生きてきた人は、「正義の味方」として生きてきた人生です。

「正義の味方」は毎日何をしているか。それは毎日、悪ばかりを探して生きてきたということです。仮面ライダーも、ショッカーがいなければ、ただの大きなバッタだもんね(笑)。
あなたが正義の味方としてふるまっているということは、あなたの周りにショッカーがいて、あなたはそれを退治しようとしてきたはずです。

なにをやってもダメダメな人、人に迷惑をかける人、全然がんばらない人。
「私だったら、絶対あんなことはしない」と思うショッカーのような人が、あなたの近くに一人はいるのではないでしょうか。

その人の顔を思い浮かべてください。
その人こそ、あなたがこれから目指すべき人です。

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「やってはいけない」が「やっても大丈夫」に変わる

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