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仕事ができる人は午前中に何をしているのか?

知的習慣探求舎

2012年02月16日 公開 2022年12月27日 更新

30分仕事をしたら1分休憩。これでオン・オフのリズムができる

<処理力を高める>

仕事に対して高いモチベーションをもって、いつもやる気を出している人は、一日中休みなしにずっと働き続けているわけではない。そんな人は上手に休みをとっている。サッカーの試合でも前後半で45分ずつの90分。ドラッカーの語る仕事の理想時間である。

そもそも人間は身体も頭脳も共に長時間働き続ける仕組みにはなっていない。サッカーなら45分動いてハーフタイムで10~15分、体を完全に休ませる時間をつくるが、頭脳を使う仕事、とくにルーチンワークでは、もう少し短いインターバルで休む時間をつくったほうがいい。20~30分間仕事をしたら1分か2分の休憩でOKだ。

なぜなら、集中力の持続は体力以上にストレスが蓄積して頭脳を疲弊させ、間違いや失敗が起きやすくなる。ストレスがたまる前に解放してやれば、すぐに集中力は復活するからだ。この時間はボーッとするだけでもいい。むしろ、何もしない空白の時間をつくることが大切。

少しでも時間を見つけて仕事を片づけることも効率的な仕事に必要だが、仕事中に挿入する「空白時間」も有益である。

自分で意識的に「オン」と「オフ」のリズムをつくることも上手な時間管理のテクニックだ。1ラウンド3分間を戦うボクサーは、試合でなくても3分動いて1分休むというインターバルで練習をしている。

また、仕事の場合も時計を前に置いて、1分、3分、10分、30分という短い時間の感覚を意識しながら作業すると、時間感覚が身についてくる。集中力をコントロールできるようになり、同時に自分のメンタル管理もしやすくなる。

 

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