人類史に刻まれる「第4次産業革命」が間もなく始まる
2018年08月29日 公開 2018年12月17日 更新
「やるか、やらないか」ではない。やらなければ生き残れない
ストルターマン教授は、デジタルトランスフォーメーションを「企業のデジタル化」と唱えましたが、私は、デジタルトランスフォーメーションを「ある事業のデジタル化」「一企業のデジタル化」というレベルではなく、あらゆる業種の企業がデジタル化する「産業のデジタル化」であると捉えています。
個人単位で考えるなら、「なんだか便利になって、おもしろい世の中になりそうだ」ということでもいいのですが、企業としては第4次産業革命を巡って、熾烈な戦いをグローバルに繰り広げていくことになるでしょう。
企業では、まず既存のビジネスをアナログからデジタルへ、つまり、インターネットをフル活用したビジネスモデルへと変革する必要があります。あるいは、ソフトウェアのコード開発を中心にした企業組織への変革が求められます。
こうした変革は、企業にとって「やるか、やらないか」ではなく、「必ずやらなければ生き残れない」という絶対的なものです。
選択の余地はなく、もし、あなたの企業が変革への行動を起こさなければ、他社があなたの企業よりも先に競争優位を築くことになり、「しまった!」と思った頃には、もう追いつけないくらいライバル企業に大きく水をあけられていることでしょう。