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たったこれだけで印象が激変! 成功する人の「服選びのルール」

安積陽子(あさかようこ)

2019年09月11日 公開 2019年10月23日 更新

 

「見られる」ことを意識した身体づくりを

大賀:プレゼンをするときやポートレートを撮影してもらうときなど、相手に良い印象を残すための「振る舞い」のポイントを教えてください。

安積:ポイントは4つあります。1つ目は「肩の位置」。最近はPCやスマホを見ることが増え、肩甲骨が本来の位置より内側に入ってしまっている方が多いようです。好印象を与えるためにも、胸を張って肩の位置を正しい位置に戻したいですね。

おすすめのトレーニング方法は、壁に背中をはりつけて、この体勢で肘から先を上下にパタパタと動かすことです。そうすると、肩が後ろに下がり、胸が前に出て姿勢がよくなります。見られることを意識した身体づくりも必要です。

大賀:簡単そうに見えて、じわじわ肩甲骨まわりが痛くなるトレーニングですね。

安積:しっかりやると筋肉痛になりますが、よく効きますよ。

安積:2つ目のポイントは「まばたきの回数」です。目にもメッセージが宿るもの。目を閉じないで話すと、相手の心にも強い印象を与えられます。ここぞというフレーズを語るときはまばたきをせず、目を見開くように心がけるといいですね。

3つ目のポイントは「話し方」。話すときに横に口を広げると、若々しく親しみやすい印象になります。これに対し、真剣味があって成熟した印象を相手に与えたい場合は、口を縦に細長く開くとよいです。そうすると、声の質感が変わり、渋めの声になります。

大賀:渋めの声に憧れていたんですよ!

安積:ボイストレーニングを受けるだけでも、声の印象はガラッと変わります。本書には、表情筋を鍛えるトレーニングを掲載しているので、そちらも参考にしていただけたらと思います。

安積:4つ目は「顔の向き」です。どんな方もお顔にはどこか非対称な面があります。一般的には、相手の顔の左側(つまり本人からすると右側)が、その人の顔として記憶されることが多いのです。大賀社長の場合は、左側が論理的なイメージを、右側は優しそうなイメージを与えます。

シャープな印象を与えたいメディアの取材では、お顔の左側を見せた写真を撮ってもらう。一方、採用広告のように、大賀社長のあたたかいお人柄を伝えたいときには、お顔の右側を見せるなど、使い分けてみてはいかがでしょう?

大賀:勉強になることばかりでした。さっそくアドバイスを実践しようと思います。貴重な機会をありがとうございました!

著者紹介

フライヤー(flier)

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