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お金と時間がこれほど無駄に!? 今すぐ「片付け」を始めたくなる"4つの質問”

大村信夫(片付けパパ)

2020年08月21日 公開 2024年12月16日 更新

メーカー勤務の傍ら"片付けパパ"として多くの悩める人に片付けをアドバイスしている大村信夫さん。しかし、かつては「片付けが苦手」な一人だったという。

片付けを習慣化すれば、つねに部屋は整理された状態になることはわかっていても、なかなか腰が上がらない…というのが片付けが苦手な人が抱く共通の思いだろう。

本稿では、大村さんの新著『片付けパパの最強メソッド』より、片付けることで生まれるメリットを語っ一節を紹介する。

※本稿は大村信夫著『片付けパパの最強メソッド ドラッカーから読み解く片付けの本質』(インプレス刊)より一部抜粋・編集したものです。

 

片付けにはどんな「メリット」があるか?

片付けにはどのようなメリット(効果)があるのか考えていきましょう。これを明確にして理解することで、あなたにとっての理想の「Being(あり方)」がより具体的にイメージできるようになるはずです。

それでは早速あなたに質問です。

【質問(1)】片付けをすると、どのようなメリット(効果)があると思いますか?(ヒント:しないことのデメリットを考えてみましょう)

いろいろな答えが出たかと思いますが、整理収納アドバイザーの教科書では下記が片付けの3大メリットとして挙げられています。

【答え(1)】
(1)時間的なメリット
(2)経済的なメリット
(3)精神的なメリット

なお、私はこの3つのメリットに加えて、さらに下記の2つのメリットがあることをお伝えしています。

(4)衛生面のメリット
(5)安全面のメリット

本稿では、このうち(1)時間的なメリットについて説明します。

 

片付けないことで無駄にされる膨大な時間

早速ですがここで質問です。

【質問(2)】人が一生のうちに、モノを探す時間はどのくらいでしょうか?(5歳から85歳までモノを探すと仮定)

(1)200時間(約8.5日)
(2)400時間(約16.5日)
(3)1200時間(約50日)
(4)4800時間(約200日)

【答え(2)】(4)4800時間(約200日)

5歳からモノを探しはじめて85歳、人生80年の間になんと約200日も探し物に時間を費やしているのです。

ちなみにこの約200日とは、英国保険会社による調査結果をもとにして算出しています。

探し物をする回数:1日平均9回
探し物をする時間:1日平均10分

80年間で…
探し物をする回数:約260,000回(1日9回×365日×80年)
探し物をする時間:約200日(1日10分×365日×80年)
※2012年に英国保険会社が成人男女3,000人を対象に行った調査より

このように私たちは一生のうちに平均で26万回も探し物をしているわけですが、ひとつお聞きします。

「探し物をしているときに「ウキウキ・ワクワク・ルンルン」していますか?」

むしろ逆ですよね。どちらかと言うと、イライラ・ムカムカとか嫌な気持ちになりますよね? それを平均26万回も一生のうちにすることになるのです……。

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