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GAFAで「営業利益率」断トツのトップは? 決算書から読み解く企業の“真の実力”

齋藤浩史(株式会社グローバルアップライズコンサルティング代表)

2020年09月14日 公開 2024年12月16日 更新

「決算書(財務諸表)」が読めればキャリアアップやビジネスに役立つ。そうわかってはいても、「決算書は難しい」という思いが強く、なかなかマスターできないという人は多いことでしょう。

ですが、「決算書は数字の羅列ではなく、企業の“ストーリー”として見るとおもしろい」というのは、マサチューセッツ州立大学MBAの人気NO.1講師で『GAFAの決算書』著者の齋藤浩史氏です。企業ごとの強みや戦略を明確にする決算書の読み解き方を教えてもらいました。

※出典:齋藤浩史著『GAFAの決算書 超エリート企業の利益構造とビジネスモデルがつかめる』(かんき出版刊)より一部抜粋・編集したものです

GAFA「営業利益率」断トツのトップは?

実際に金融機関で働いていた私も実は、決算書に対してアレルギーを持っていたひとりです。

数字の羅列である決算書の学習だけを目的にしてしまうと、モチベーションが続かず多くの人は挫折してしまいます。

ですが、企業が描く「経営ストーリー」に興味を持って学習することで、決算書を読むのが断然おもしろくなります。ここに、決算書の読み方をマスターするコツがあります。

そんな企業の経営ストーリーを読み解くために、ひとつ問題を出題しましょう。

【問】 GAFA「営業利益率」ランキングのなかでもダントツのトップはどこ?

GAFA(ガーファ)といえば、時価総額の世界ランクTOPグループであるGoogle、Apple、Facebook、Amazonの4社。

ここにマイクロソフトを加えてGAFMA(ガフマ)と呼ぶこともありますが、これらBIG5の時価総額をすべて足し合わせると、2018 年時点では4.1 兆ドル(約410兆円、1 ドル= 100円で計算)にのぼります。この額はGDP世界4位であるドイツのGDPを超え、さらに日本のGDP5.0兆ドルにもいずれ迫ろうかというレベルです。

そんな大企業の営業利益率はどのようなものか。そこには大きな違いがあり、図で観るとダントツで1位の企業があることがわかります。

その企業とは、一体4社のうちどれでしょうか?

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「利益率が低い=悪い会社」ではない

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