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生き方

「面倒だけど、やらなければならないこと」とストレスなく付き合う“習慣”

PHPオンライン衆知

2020年11月09日 公開 2023年01月10日 更新

具体的にどうすれば「習慣化」できるのか?

やるべきことを習慣化すれば、意志力を使わずに進めていくことができます。その結果、短い時間でなしとげることができ、効率が良くなります。パフォーマンスの高い人たちは習慣化することによって、ルーチンワークのように仕事を進めているのです。

ではどのようにすれば習慣化できるでしょうか。それは次の3つのステップにまとめられます。

●段取りとペース配分を計画する
●逐一記録し、無理があれば計画を修正する
●ふりかえりをして、次の機会のためにまとめておく

最初に、段取りとペース配分を計画します。

ポイントは大きなゴールを細分化することです。ゴールに行きつくためにどのような課題があるのかを書き出していきます。そして、それを長くても1時間以内でできるような作業に分割し、カレンダーやスケジュール帳に割り付けていきます。

その際、一度に全部を片付けてしまおうと思わないこと。その作業が何時間もかかるものであれば、手をつけるのが怖くなり、先延ばししてしまうからです。

ですから、長くても1時間で終わるような内容にします。そうしておけば、楽に始めることができます。楽に始められれば、意志力は減りません。

2番目に、やり終えたことは逐一記録しておきます。

カレンダーやスケジュール帳に書いておいた作業項目をマーカーで塗りつぶしていくのもいいでしょう。項目を塗りつぶすこと自体が楽しみになれば、習慣化されたということです。

進めながら、計画の実施が遅れ気味になってきたとすれば、それは計画を修正したほうがいいという印です。ためらわずに計画を練り直しましょう。

こんなふうにして、計画したことは全部やりとげることができるのです。

最後に、ふりかえりをしておきましょう。

ふりかえりをするのは、また次同じような仕事をするときに気をつけるところをまとめておくためです。

このように「計画とペース配分/実行と記録/ふりかえりとまとめ」をひと通り回せばひとつのまとまった仕事を完成させることができます。

そして、このサイクルを意識することなく回せるようになれば、それが習慣化したということです。

意志力は、計画通りにサイクルを回すために使うのではなく、仕事における重要な決断のときに使うようにすれば、仕事全体の質が上がっていくでしょう。

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