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「ほこりの無いきれいな部屋」を常にキープする掃除のコツ

新津春子

2021年01月26日 公開 2024年12月16日 更新

「一日5分なら5分、2分なら2分」と決めてほこりを取り除く

掃除の習慣をつけるには、とにかく自分にプレッシャーを与えないことが大事です。

1週間に1回、5分から10分でも大丈夫。ほこりを取るだけで違いますし、それでしたら誰でもできると思います。

自分の健康のためにもほこりは取らないといけません。きっちりとした掃除のスケジュールを考えるよりも、ほこりを取らないと体調を崩すかもしれない、という理由だけで十分ではないかと思います。

くわえて、掃除の時間を設定することもポイントです。

決める時に基本となるのは、その人の仕事の量。めいっぱい仕事していると疲れ切ってしまいますので、1日1回なのか、1日おきに1回なのか、1週間に1回なのかを自分のペースにあわせて決めます。ただし、1週間以内に1度はやること。1週間に1時間と決めたらそれでもいい。そういう癖を体につけることが大事です。

私がまだ独身で一人暮らししていた時は、毎朝ではなく、汚れをためて1週間に1回、土曜日に半日かけて行っていました。

継続できると、体が自然に動いていきます。自然に動けば頭で考えなくても、「これをやるんだな」と体が動いてくるものです。

私はいま、毎日朝起きたらすぐに1時間掃除をしています。朝やるといい運動になって一番いい。寝ている時に下がっていた体温が上がってくる。

そのときは、毎回、声を出して、必ず自分を褒めています。具体的には、「今日も頑張りましたね」「いい運動になりましたね」などです。

本来は毎日2~3分でもいいからやると、汚れは取れやすい。1週間だとやはり取れにくい。寝室とか通路などはそれほど汚れませんが、台所とトイレはにおいが出てきます。

トイレは1週間に1回だけ掃除するとしても、洗剤を便器の水の中に入れておく。そうすると下が固まらず、汚れがとれやすい。

何もしたくなくても、最低限のことだけはやるとよいでしょう。例えばお湯を沸かすときに水がこぼれたり、メイクするときに化粧品をこぼしたりしたら、濡れタオルでこぼしたあたりをまんべんなく拭けば、掃除をしたことになります。

逆にこの程度のことでも、「後で」としてしまうと、後で大変な労力がかかるものです。

人間はずるいから、1回さぼると2回目もさぼりの心が出てきます。一回さぼったら最低でも倍やらないといけないと思ってください。

 

できるだけ掃除のストレスを減らす方法

きれいなときの部屋や家の状況を写真に撮っておきましょう。その後、どこが汚れやすいのかを見て、そこを重点的にこまめに掃除していきます。なぜなら、部屋や家の使い方によって、汚れも掃除の仕方も変わっていくからです。

はじめは、自分の部屋がどんな感じに汚れてくるのかわからないと思います。なので、気づいたときには物があふれ、ほこりがたまっているものです。

まず、自分がいつもどういう感じに物を置いているのか、使っている物をどのあたりにためているのか、料理や化粧の後どう汚れているのか、などをメモしてみましょう。

ここにいつもよく座っていて、ここの辺りがよく汚れて、ここのあたりにごみをためているので、後でごみをまとめて捨てるのが辛いなと思ったら、そばにごみ箱を用意する。

そのときは自分がごみをまとめて捨てている量によって、ごみ箱のサイズを決めて買いに行きます。なぜなら最初からゴミ箱を買ったらだいたい合わなくなるからです。

こういった感じで一個ずつつぶしていくのがよいと思います。

掃除は、最初はほこりだけ取ればいいですし、掃除をする場所は、普段はテーブル一つでもいい。観察してメモしたところを、やると決めた時間にやっていく。最初から最後まで終わらせてもいいですし、少しずつ決めてやっていくのでもいい。それは自由です

とにかく長く続けられるような方法で、あくまでも自分のペースで無理なく。掃除はストレス解消と運動するためにやるものとして考えましょう。

 

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