言いにくいことを伝えるときの3つのポイント
相手に快く耳を傾けてもらい、自分の思いをきちんと伝えるために、次のことを心がけてみましょう。
1.最初に相手を肯定する
一方的に文句を言われたという印象を持たれないように、最初に相手を肯定して、相手の立場を理解していることを伝えます。「丁寧に進めてくれて助かったよ」など、やってくれたことを認める労いの言葉や謝辞を述べてから、よりよくするためのお願いをしてください。
2.期待に沿えないことを詫びる
言いにくいということは、自分は相手の意に沿えないことがわかっているわけです。それを詫びて、「期待を裏切って申し訳ありません。でも少し話を聞いてもらえますか?」などと謙虚にお願いしましょう。そうすれば、相手は話を聞く心の準備ができるからです。
3.聞いてくれることに感謝する
要望が受け入れられるかどうかは別にして、話に耳を傾けてくれることがありがたいのです。「忙しいのに時間をとってくれて、ありがとう」など、お礼の気持ちを伝えてから本題に入りましょう。そして、最後まで聞いてくれたことにも感謝して、笑顔で終わりましょう。
自分のミスを告白するときは、言いわけをせず、「正直」に「真剣」に伝える
自分のミスを告白するときに1番大事なことは"正直"な態度です。「〇〇さんのせいです」と言いつけたり、「私は〇〇と聞きました」と言いわけしたりせず、起きた出来事を包み隠さず話して謝罪してください。少しでも責任転嫁や弁解をしたい衝動に駆られたら、自分のミスで迷惑をかけた人たちのことを考えましょう。
2番目に大事なことは"真剣"な態度です。真剣と深刻は違います。真剣になると、前向きに反省するので、ミスした経験を次に活かそうとする意欲を伝えることができるのです。でも、深刻になると、後悔ばかりが先に立つので、自分が責任を取らされることに怯えて気持ちが沈んでしまいます。正直に、真剣な態度で臨みましょう。