日本の寿司は何位にランクインした?「世界のシーフード料理」ランキングTOP10
2025年09月30日 公開
食通たちの心を最も惹きつけるシーフード料理とは――。
クロアチア発のグルメデータベース「TasteAtlas」が、世界中の料理評価をもとにした最新ランキング「Best Seafood Dishes of the world」を発表しました。実際に現地で味わった人々のレビューを集計したこのランキングは、世界の食文化の現在地を映す指標として毎年注目されています。今回は、その結果とランキングから見える興味深い傾向を紹介します。
TasteAtlasとは?
クロアチア発のグルメプラットフォームで、数万種類の伝統料理に対する数十万件の評価を収集し、「料理」「都市」「地域」を対象に評価・ランキングするデータベースです。
TasteAtlas Awards 2024/25で発表された「100 Best Food Cities」(グルメ都市ランキング)は、データベースに登録されている15,478種類の食品に対する477,287件の評価を分析し、算定されています。
世界のシーフード料理ランキングTOP10

1位 ロイムロヒ(フィンランド)
サーモンやニジマスを焚き火の炎でじっくり炙り焼きにする伝統料理。直火の上に立てた木の板の上で燻製します。サーモンは通常、海塩で味付けされ、レモン汁、蜂蜜を塗ります。北欧の自然を感じられる一品です。
2位 海鮮丼(日本)
3位 バタゴール(インドネシア)
伝統的なスパイシーソースで味付けされた揚げ魚の餃子。魚のすり身をワンタンに詰めて揚げます。甘辛いピーナッツソースを絡めて食べるのが特徴です。
4位 カラマル・タヴァ(トルコ)
新鮮なイカを香ばしく揚げた一皿。ディップ用のトルコ風タルタルソースとレモンのくし切りを添えて提供されます。
5位 大トロ握り寿司(日本)
6位 コンチータス・ア・ラ・パルメサーナ(チリ)
ホタテにバターとチーズをのせて焼き上げた料理。香ばしさとクリーミーな食感が魅力です。
7位 中トロ握り寿司(日本)
8位 チャーカー・ラー・ヴォン(ベトナム)
ターメリックとディルで味付けした魚をグリルした料理。ナマズ、タラ、ティラピアなどの白身の魚を、エシャロット、ターメリック、ニンニク、エビペースト、魚醤、油などに漬け込んで作られます。
9位 シミアコ・ガリダキ(ギリシャ)
ギリシャ・シミ島のエビ料理。オリーブオイルとニンニクでカリカリに揚げ、通常は塩コショウだけで味付けします。
10位 カマロネス・エンチポトラドス(メキシコ)
チポトレソースで煮込んだエビ料理。スモーキーでスパイシーな味わいが特徴で、通常、白米またはマッシュポテトを添えて提供されます。
●1位に輝いた「ロイムロヒ」
フィンランドの伝統料理ロイムロヒは、サーモンを板に打ち付けて焚き火でじっくり焼き上げる豪快な調理法が特徴です。現地ではアウトドア料理として親しまれ、観光客にとっても「北欧らしい食体験」として高く評価されています。脂の乗ったサーモンをシンプルに味わうことで、魚本来の旨みを存分に引き出している点が支持を集めました。
●日本からは3品がランクイン
今回のランキングで特筆すべきは、日本料理の存在感。海鮮丼、大トロ握り寿司、中トロ握り寿司と、3品がTOP10入りを果たしました。いずれも「鮮度」と「素材の味」を重視した料理であり、世界的に「生の魚を楽しむ文化」が注目されていることがうかがえます。特に大トロ・中トロは、寿司文化を象徴する贅沢なネタとして高評価を得ています。
●南米ならではの味付けに注目
6位のコンチータス・ア・ラ・パルメサーナ(チリ)や10位のカマロネス・エンチポトラドス(メキシコ)は、ラテンアメリカならではの味付けが光ります。チーズやチポトレなど強い風味を加えることで、魚介の旨みを引き立てる調理法が支持されています。
今回のランキングでは、フィンランドの焚き火サーモンが世界1位を獲得する一方、日本の寿司文化や海鮮丼も高く評価されました。また、南米や東南アジアなど多様な地域の料理が並ぶことで、魚介料理がいかに国際的な食文化の一部となっているかが浮き彫りになっています。






