メイプル超合金のツッコミ担当・安藤なつさん。近年は、介護に関する著書でも話題を集めています。実は無類の料理好きで、芸人仲間に手料理を振る舞うこともしばしばだそうです。そんな安藤さんが、自由な発想のオリジナルレシピを詰め込んだ初のレシピ本『安藤なつの奔放ごはん』を刊行しました。
ホームパーティーをよく開く安藤さんの周りには、自然と人が集まってくるようです。今回は、安藤さんが普段の人間関係で意識していることをお聞きしました。
※全3回の後編です
無理に人間関係を続けない
――安藤さんは人との距離の取り方がお上手に見えますが、その距離感が難しいケースもたくさんある気がします。
【安藤】大人はみんな我慢して付き合っているんですかね。自分が子供なのかもしれないですけど…。
でも、嫌なことはしなくてもよくないですか?無理に一緒にいる必要はないし、相手が変わっちゃったって思ってしまうのも多分違うし。変わることなんか常じゃないですか、人間なんだし。だから修正する必要もないし、「変わったね」とか「それ違うよ」って指摘することでもないじゃないですか。なら、自分が一歩引けば良くないですか。
――無理に相手を変えさせようとかしないということですね。
【安藤】そうですね。だって変わらないですし。こっちの考えてることが理想なだけで、向こうにとっては関係ないじゃないですか。だったら一緒にいる必要はない。
――その人間関係の築き方は元々できていたのでしょうか?
【安藤】かつては来る人拒まずだったんですけど、ある時それは疲れるなと気づいて。
「あの人、性格悪いよ」みたいな噂話ってよく回ってくるじゃないですか。中には本当に悪い人もいるんですけど、大抵はその人と合わないだけなんだと思います。仲がいいから、性格も合うと感じる。それってストレスフリーですよね。結局、合うか合わないかなんです。その瞬間、ウマが合ってたらいいんじゃないかなと。人間関係を無理に継続させる必要はないと思います。
――人が変わっていくことを"当たり前"だと感じていらっしゃるんですね。
【安藤】相手から見たら、こちらが変わったと思われてる可能性も全然ありますよね。それに、その時々の調子や環境もあります。無理して合わせる必要はないかなと。
悩みを打ち明けてくれる人を邪険にしない

――安藤さんには、困っている人を助けているというイメージがあります。もしかしてホームパーティーを開いてご飯を振舞ったり、一緒に食べたりすることは、そうした人への手当てのような意味があったりするのでしょうか。
【安藤】そう見えてるんですね。あまり深く考えたことがなかったです。でも、「悩んでます」って相談してきた人を邪険にはしないですね。話聞こうかって。
悩みを打ち明けてくれたり、本人の口から出てきたことは大事にしたいです。でも、言ってこなかったことを「なんかあったんでしょ」みたいに深追いするようなことはしないです。なんか、悩みって自分の中である程度消化しないと、言葉として出てこないじゃないですか。
――たしかに、覚悟がないと言えないですね。
【安藤】言えないですよね。本人が覚悟できてない状態で他人がいじくるところではないと思ってるんで。言ってきてくれたたことに関しては聞きます。
安藤さんの「淡々とした雰囲気」は意識して?
――悩んでそうな人に、安藤さんから好奇心だけで聞くようなことはしないんですね。一方で、安藤さんにいつ来てもいいよっていう雰囲気が出ているからこそ、言えるのだと思います。
【安藤】淡々としてるってよく言われるんです。仮に、病気になっちゃってと言われても「ああ、そうなんだ、何の?」っていうぐらい、感情が平坦。
――確かに。覚悟を決めて聞いた時に必要以上のリアクションされると、あ、言わなきゃよかったって思うことってありますよね。そのお話しの仕方や、雰囲気がもしかしたら話しやすいことに繋がっているのかもしれません。
【安藤】なんですかね、それで楽になればいいですよね。話してくれてるなかで、相手が勝手に整理してくれていればいいなと。
――淡々としてる雰囲気や、必要以上にリアクションを取ったりしないのは意識されてることなんでしょうか?
【安藤】意識してるところもあります。例えば、街で暴れてる人がワーッ!て来て、こっちもワーッ!てなったらもう終わりじゃないですか。悩んでいる人に対しても同じですね。落ち着いて受け止めるように。
――反対に、そんな安藤さんがもし悩んでしまった時はどうされているんですか?
【安藤】一人になりますね。友人関係で悩んだ時は、関係のない別の友人と会ったりもします。でも、割と一人でボーっとした時間を過ごします。それこそ料理をしてみたりとか。









