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生き方

社長になれる確率は1500分の1! 会社に居続けると損をする?

成毛眞(HONZ代表)

2018年09月19日 公開 2022年11月30日 更新

 

早期退職制度は大チャンス! なんとしても掴み取れ

三越伊勢丹HDは早期退職者の「退職金を加算する対象」を部長職で50歳から48歳に引き下げ、最大5000万円を上乗せする退職金制度を導入した。

ずいぶん思い切った判断だと思うが、先ほどの理屈で考えると、自分が該当者なら迷わず手を挙げるのが賢明であろう。

いまは企業がお金をためこんでいて、内部留保が大きいので、早期退職制度がある企業なら、多額の退職金をもらえるはずだ。

そのお金をもらい、金融商品で運用すれば、比較的リスクの低いものを選んでも、60歳までにまとまった金額が手に入る。

早期退職制度が自社で導入されたら、「ついに大鉈が振るわれた」と怯えて待つのではなく、チャンスとばかりに積極的に活用すべきだ。

「自分なんて、いまの会社を辞めたら、これ以上の会社には行けない」と思っているかもしれないが、そんなに自分を卑下することはない。

これまで、社内政治ばかり一生懸命やっていて、無能なまま年齢だけ重ねてきた人はともかく、それなりに会社で頑張ってきた人なら、ポイントさえ押さえれば、いまよりも好条件の職場を見つけることができる、と私は考えている。

 

※本記事は、成毛眞著『定年まで待つな! 一生稼げる逆転のキャリア戦略』(PHP研究所刊)より、一部を抜粋編集したものです。

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