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「社内飲み会は時間の無駄」10年で派遣から巨大グループ企業の執行役員になった人の生き方

2021年03月11日 公開

二宮英樹(株式会社オリエント代表)

 

20代は模索より、とにかく「挑戦」

――そうは言っても、なかなかできませんよね。やろうと思ってもできないことあると思いますし、時間的な犠牲もあると思います。どうしていたのでしょうか?

【二宮】とにかく働きました。家に帰れば深夜ということも度々ありました。ただ、困った人に頼りにされている時や仕事を任されている時の快感はそんな苦労を打ち消すには十分でした。

今は労基法の関係から、長時間労働は難しいでしょうが、私は、20代はとにかく仕事に没頭していました。誤解を恐れずに言うなら、20代でがむしゃらに働かないと30代で伸びていかないような気がします。

正直、日本はその人の生産性に関わらず、定められた時間座っていたら給料もらえるくらい雇用が守られていると思います。それに甘えてゆっくりしていたら、結局、馬力もなければ、壁を乗り越えた経験もないので、言われたことしかできないオペレーターになってしまいます。

僕は、完璧にできるできないに関わらず、とにかく20代の時は徹底的にやることに固執して、他の誰よりも猛烈に仕事の量をこなしました。大量の仕事をやることで、仕事の質も大きく向上したと思います。

できない理由や成長する方法ばかり模索する暇があれば、とにかく失敗してもいいので20代では、限りなく多くのチャレンジをすべきだと思います。

 

人から学び、知識を伸ばしてきた

――でも、働きづくめであれば、新しい知識は入ってきませんよね。

【二宮】確かに、そうですね。多くのITに携わる優秀な人材のうち、手抜きができない人や責任感の強い人たちは、大変なプロジェクトや顧客の対応に回されたり、運用に埋められたりして、忙殺されて自分が成長する機会を逸している方を多く見てきました。

真面目で責任感があるところを逆手に取られるようなことも多くありますが、一方で、自ら時間を確保するという努力から逃げているのではないかと感じています。

僕は、猛烈に働くことは絶対的に必要だと思う一方で、社会的に多様な人たちと出会い、人から学ぶことも重要だと思います。そこで知った新しい情報について、関心があると調べてみたり学んだりして、知識を伸ばしていくことが大切です。

――勉強が重要なのですね。

【二宮】確かに勉強は重要ですが、ここで言う勉強とはITなどの技術や専門的なことよりも、哲学、政治・経済な、ファイナンス、芸術、食事などあらゆる勉強をします。

そうしないと、他業種の優秀な方や経験豊富な諸先輩方と関心が重なり合う部分や共通言語がなく、つまらない人間だとおもわれます。つまらない人間の周りには、当然ながら誰も集まりません。

専門性に加えて、生きる哲学や、働く哲学に加え、ありとあらゆる知識を持っていることで人は魅力が増します。魅力が増すと、自分に関心を持つ人が現れます。

そういう人たちの困りごとを解決することができたら、信頼や更なるビジネスチャンスが降り注いでくるのです。だから様々なことに興味を持って勉強することは、とても重要です。

――でも忙しいなかでどうやって勉強をするのですか?

【二宮】一番大事なことは、新たな人にあって、いろんな会話をし、予見もしなかったことから新たな気づきを得ることがとても大きいです。人に出会うことができなければ、ニュースで気になったり、本屋でたまたま興味を持った書籍を片っ端から読むことに尽きます。

本を読むのは誰でもできるし一番簡単なのでオススメです。ちなみに僕は、23歳から30歳までの間は、年間370冊以上貪るように読んでましした。

別に目標を立てていたわけでもなく、平日は仕事に没頭しているので、土曜日とかにTSUTAYAに寄って、目についた本を一度に大量に買い込んで、土日ぶっ通しで読み続けたりしました。

実は28歳の時に慶應大学の通信教育課程に入学して、西洋哲学や倫理、中世の芸術などの授業を受けていました。自分のチカラでは、学問の議論の中心は何か?とか、わからないことがいっぱいある時は、大学の授業は大変勉強になりました。

残念ながら、本にも登場しますが、一番大変だったプロジェクトの時に、流石に継続できずに途中で断念しましたが、この時の学びはとても大きかったように思います。特に夏休みの授業は20代初めの学生に戻った気分で、毎日楽しみでしたね。

 

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