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日本人の9割が「バカ」を隠している

2017年12月22日 公開

坪田信貴(学習塾「坪田塾」塾長)

連載 人生の選択肢を広げる 「大人の勉強法」

長寿化および定年延長により、誰もが70歳近くまで働く時代がやってきた。ただ、次々と新しいテクノロジーやビジネスモデルが登場する中、年齢を重ねたビジネスマンが常に最新情報をキャッチアップするのは容易ではない。その結果、「役立たず」の烙印を押されてしまうことも……。ただ半面、勉強さえすれば、何歳からでも人生の選択肢を広げ、自由な働き方を実現できると語るのは、『ビリギャル先生』こと教育者であり起業家の坪田信貴氏。大人がキャリアや生き方の可能性を広げるにはどうすべきか。新刊『どんな人でも頭が良くなる 世界に一つだけの勉強法』から、坪田式「正しい勉強のしかた」を解説し、成長することとは何かを説く。

 

店先に並んだ花たちは「すべてエリート」!?

 はじめまして。坪田信貴です。私をご存じの方は、「学年ビリだった女子生徒を慶應大学合格に導いた塾の先生」というイメージをお持ちでしょう。しかし、実は私の専門分野は受験指導に限りません。もっと広範囲の学び──生きていく限り続く個人の「成長」を追求し、手助けしていくのが私の役割です。

 もちろんビジネスパーソンの皆さんにとって成長は大きな関心事でしょう。ただ、中には「私は上を目指さず、自分らしくありたい」などと答える方がいるかもしれません。そんな方々はもしかすると「ナンバーワンよりオンリーワン」と歌う、「あの曲」にダマされているのではないでしょうか。

 ダマされている、と言うのには理由があります。「あの曲」の歌詞は、「花屋に並ぶ花々は、種々の違いはあれど皆美しい」と言ったうえで、「比較するな」「ありのまま生きよ」と呼びかけています。

 しかし、考えてみてください。あの花々はいずれも、店先に並ぶまでに苛烈な競争を潜くぐり抜けています。花の作り手や売り手は傷んだ花を除外し、見栄えの良いものだけを商品にします。つまり、あの花々は競争に勝ったエリート。それをオンリーワンの比喩に使うのは「嘘」と言わざるを得ません。

「では、成長とは他人との競争で勝つためのものなのか?」という声が聞こえてきそうですね。

 しかし、その答えもNOです。

 必要なのは、他者との比較で勝つことではありません。たゆまぬ自己改善を重ね、ときには競争に負け、傷つくことがあっても、自分の頭で考え、試行錯誤し、正しく問題を解決できる力を磨くことです。

 そうした営みの先に、真のオンリーワンな人間性が形成されます。オンリーワンとは決して、「今の自分」に甘んじて踏みとどまることではないのです。

 昨日よりも、良い自分になる──それが本書『どんな人でも頭が良くなる 世界に一つだけの勉強法』で紹介する「成長」の本質です。

ビジネスパーソンの「成長の9段階」とは? >

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著者紹介

坪田信貴(つぼた・のぶたか)

学習塾「坪田塾」塾長

心理学を駆使した学習法により、1,300人以上の子供を個別指導し、多くの生徒の偏差値を短期間で急上昇させた実績を持つ。2013年、著書『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA)が大ヒット。その後も受験指導のみならず、企業の人材教育や起業アイデアの指導、講演活動等多角的に活躍中。

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