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「欧米の香り」と「修羅の国」が隣り合わせ!?(南アフリカ)

2018年02月06日 公開

<連載>世界の「残念な」ビジネスマンたち(30)石澤義裕(デザイナー)

安くて質の高い従業員とお金持ちの顧客。南アの将来は明るい?


スーパーマーケットの駐車場係。愛想がよくて、しつこくなくて、チップを強請らない。初日から、ハイタッチする仲です。

昨年末、世界半周大陸横断ドライブにゴールインしました。

稚内からアフリカの最南端まで、2年4カ月と71,000km。

地球一周が4万kmですから、贔屓目に計算すると地球を2周したことになりますが、地図帳では世界を半分ほど横切っただけ。

距離的に計算が合わないのは、目盛りの隙間に物差しでは計り知れない血と汗と涙が膿のように詰まっているからです。

今年から日本に舵をとります。

また地球を2周するのかと思うと、心なしかアクセルが重いです。

面倒臭いからこのまま南アフリカにプチ移住するのも手かなと、無軌道な人生行路は揺れています。

 

世界の果てで成熟したヨーロッパ文化に出会った

稚内市から望むと世界の果てにしか見えなかったケープタウンは、ほぼヨーロッパでした。

ダウンタウンには普通に歩ける歩道があり、ゴミが落ちておらず、車は赤信号で停まります。

ラッパーもどきの不良に目で愛撫されることもなく、神様と大声で話す人を見かけず、行き交う人々全員が洗濯したての綺麗な服を着ている成熟した文化。

南米のパリと呼ばれるアルゼンチンのブエノスアイレスよりはるかに物乞いが少なく、彼らの営業トークは控えめで引き際も爽やか。生活に困窮しているというより、生々流転を眺めているかのような達観した佇まい。一銭も恵みませんが、チップを弾みたくなる連中です。

露店で、たらこの天ぷらみたいなものを発見。塩辛くて脳溢血になりそうですが、安くて美味いです!

暑過ぎない青空と冷たくない風、気を許したくなる木漏れ日。

そして、距離感のない野生動物。

黄昏るオットセイ

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著者紹介

石澤義裕(いしざわ・よしひろ)

デザイナー

1965年、北海道旭川市生まれ。札幌で育ち、東京で大人になる。新宿にてデザイナーとして活動後、2005年4月より夫婦で世界一周中。生活費を稼ぎながら旅を続ける、ワーキング・パッカー。

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