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「アドラー心理学」入門 ストレス社会をサバイブする!

2018年05月02日 公開

岸見一郎(哲学者)

「量的な成功」よりも「質的な幸福」を追求しよう

仕事や家庭の問題など、私たちはさまざまなストレス要因にさらされている。とくに、職場で上司と部下に挟まれ、家庭でも夫婦間や子供との間に問題が起きがちな40代はなおさらだ。では、こうしたストレスに押しつぶされないためには、どうすれば良いのだろうか。アドラー心理学の第一人者であり、ベストセラー『嫌われる勇気』の著者である岸見一郎氏に、40代がこれから幸せに生きるためのヒントをうかがった。

 

人は「できない理由」を無意識に探している!?

 現代のビジネスマンは、多くのストレス要因にさらされています。過大なストレスに押しつぶされ、メンタルダウンされる方も多いですね。ただ一方で、ストレスフルな環境であっても、生き生きとした方がいるのも事実。では、どうすれば強いメンタルを手に入れられるのでしょうか。

 強いストレスが生じるのには2つのケースがあります。まず1つは、あまりに高い理想と現実のギャップです。高すぎる理想を掲げると、達成できない現実を受け止めきれず、苦悩することになります。まずは、達成できそうもない理想を掲げることを諦め、現実的な目標を設定し直すことが大切でしょう。

 しかし、実際は理想を高くしてしまう。それには、目的があります。理想が高ければ、「目標が高すぎるから達成できなかった」と言い訳できるのです。もしも、理想が低くなってしまえば、目標を達成できなかったときに、自分の能力のなさがバレてしまいます。これを恐れるあまり、本人も気づかないうちに、達成できないほどの高い目標を望んでしまうのです。自分で目標を立てたのに、他者や環境のせいにして、自分をますます追い詰めていきます。

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著者紹介

岸見一郎(きしみ・いちろう)

哲学者

1956年、京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学(西洋古典哲学、とくにプラトン哲学)と並行して、89年からアドラー心理学を研究。精力的にアドラー心理学やギリシア哲学の翻訳・執筆・講演活動を行なう。著書に『アドラー心理学入門』(ベスト新書)やベストセラーとなった『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)など多数。

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