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苦労のわりに報われない?あこがれの職業「王様」(スワジランド)

2018年05月08日 公開

<連載>世界の「残念な」ビジネスマンたち(33)石澤義裕(デザイナー)

ユーチューバーより王様に憧れた少年は……


スワジランド美人。カメラを構えると自然にポーズ。きっと若い頃は、王様の前で踊っていたことでしょう。

「大人になったら、ナニになりたいの?」

「野球の選手か、王様!」

母の無邪気な問いかけに、運次第でなんとでもなると思っていた、筆者の子ども時代。

当時はユーチューバーどころかパソコンすらなく、起業家やビジネスマンを名乗る怪しい人物もいなかった終身雇用のころ。

それからおよそ半世紀、野球には縁がなかったのでデザイナーに身をやつし、あろうことか軽自動車で大陸を横断しながら社会保険を納める、勤勉なフリーランスになりました。

お母さん、スワジランドというアフリカの辺境で、マウスをクリックしています。

 

200人以上の中から選ばれし国王

スワジランドは、ご存知の方がいましたら何かしらポイントを差し上げたくなるくらい存在の薄い国ですが、まさに子供時代に憧れた王国。王様はお飾りやシンボルじゃありません。公私の区別なく国を取り仕切る絶対君主として、アフリカに残された最後にして、正真正銘の王国です。

王様の名は、ムスワティ3世。

ただ単に運が良いお坊ちゃんではありません。

先代の王様は、70人以上の妻を持つ絶倫王。210人もの子どもがいたので、世襲とは思えないほど厳しい競争を勝ち上がっています。

さぞかし気高い御本尊かと想像したものですが、あちこちに貼られた上半身裸の王様のポスター。失礼ながらも正直に申し上げますと、そこはかとなく威厳のないお顔立ちは、筆者といい勝負です。

運次第では我輩の写真が貼られていたかもしれないと思うと他人事ではありませんが、ムスワティ3世は残念な王様として有名です。

毎年、国中の若い女性が集まる「奇祭」って? >


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著者紹介

石澤義裕(いしざわ・よしひろ)

デザイナー

1965年、北海道旭川市生まれ。札幌で育ち、東京で大人になる。新宿にてデザイナーとして活動後、2005年4月より夫婦で世界一周中。生活費を稼ぎながら旅を続ける、ワーキング・パッカー。

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