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マネーリテラシーの低い日本人が最初に学ぶべき「あること」とは?

2018年12月05日 公開

鈴木隆史(日本私産運用協会代表理事)

日本人の金融リテラシーは先進国中最下位クラス

「日本人にはマネーリテラシーが足りない」とはよく聞く言葉だ。だが、かといっていきなり「お金の増やし方」を知ろうとすることはむしろ危険だと主張するのは、社会人に対するマネー教育に携わる「日本私産運用協会」の鈴木隆史氏だ。日本人のマネーリテラシーの低さに起因する問題と、それを解決するための最初のステップについて伺った。

 

お金についての不安が蔓延する日本

先進国といわれる欧米から見れば、日本の金融事情はいびつで、閉塞感があることは否めません。

私たちは、身近で毎日使うお金についての知識を、学校からも両親からも会社の上司からも、全く教わってきませんでした。唯一教わったのは、いい高校、いい大学や専門学校に通い、いい会社に就職してお金を稼ぐ、それが世の中の常識だということ。無駄なお金は使わず、コツコツと働いて確実に増やしていくべきだということです。

ただ、その常識は今や通用しなくなっています。出生率は低迷し、人口が縮小し、少子化に拍車がかかっている現在、2050年には20~64歳人口の65歳以上人口に対する比率(総人口)は1.2となり、ほぼ1人の労働層が1人の高齢者を支えていく「超高齢化社会」へ日本が突入していくことは、データで明らかになっています。コツコツと働いたところで給与は上がらず、将来の年金もおぼつかない。こうした「お金に対する不安」が、深層心理として世の中に蔓延しているように思います。

にもかかわらず、日本人の金融リテラシーは極めて低いのが現実です。ある調査によれば、先進国7ヶ国中6位、世界144カ国中世界38位という結果が出ているそうです(S&P Global FinLit Survey より)。

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著者紹介

鈴木隆史(すずき・たかし)

日本私産運用協会代表理事

明治大学商学部卒業。食品(飲料メーカー)の営業と開発、青果物商社の営業マネージャーを経て、現在はファイナンシャルコンサルティング企業で活躍する。
20代後半にビジネスにチャレンジするも失敗。クレジットカード7枚のリボルビング払いまで手を出し、一時は借金返済のためにトリプルワークを経験。自身がお金に関して何も知らなかったので、これから私産について勉強していく方々に分かりやすく伝えたいという想いが強い。子供向けファイナンシャル教育の底上げのためにも、まずは大人から基礎を学ぶ必要があると考えている。
日本私産運用協会の理念に共感し、2013年に協会認定講師資格である私産運用プランナーに合格。以降、協会の講師とし公演活動を行う。ファイナンシャルプランナーの有資格者でもある。協会の理念を深く理解し、分かりやすく正確に伝えるその姿勢は、協会を代表する私産運用プランナーとして称賛を得ている。
2015年より日本私産運用協会の代表理事に就任。また同年にファイナンシャルカンパニー日本法人の代表に就任。日本私産運用協会(http://j-pama.org/)

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