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配車アプリも形無し!?ウガンダのタクシー事情とは(ウガンダ2)

2019年02月08日 公開

<連載>世界の「残念な」ビジネスマンたち(42)石澤義裕(デザイナー)

かつての「武闘派大統領の国」は今……

ウガンダ
ハンサムなテレビ局の音声担当者。SNSで自身の作品をアピールしています。

4ヶ月間も居座ったルワンダからウガンダに移動して、ひと月が経ちました。

赤道直下ですが、標高があるので涼しいです。

予告なく襲ってくる横殴りのパワースコールを除けば、東京より過ごしやすい気候です。

ルワンダとウガンダ……、双子のアイドルのようですが、別物です。

ルワンダは四国の1.5倍しかなく、世界的に有名なのは大虐殺。

ウガンダは本州とほぼ同じくらいの広さがあり、その昔、世間を騒がせた有名人は、人食い大統領などというニックネームで恐れられた、鶏肉を食べる菜食主義者アミンです。

アントニオ猪木氏との異種格闘技戦は幻に終わりましたが、身長が2メートル近い軍人あがりの武闘派。ボクシングの元ヘビー級チャンピオンが大統領だったわけですから、理論武装より筋肉がモノを言う国だったのです。

 

「配車アプリ」で世界のタクシー問題が解決!?

筋肉体質だったウガンダの首都カンパラは、そこそこ洗練された都会です。

もはや人食い大統領の雰囲気はなく、道ゆく人たちはボクらよりこざっぱりとし、奇抜な民族衣装を着ている人はいません。

市民の足は小型バスですが路線図はないので、バスを使わずに「配車アプリ」で移動しています。

「配車アプリ」とは、スマホで呼ぶタクシーのことです。

日本人には馴染みが薄いものの、世界の数十カ国以上で活躍。不慣れな国では超絶便利なアプリです。

スマホで乗車場所と行き先を指定すれば、ルートと料金が明示され、クレジット決済。

やってきた車に乗るだけなので、喋れもしない現地語を無理に話す必要がありません。

読めもしない地名を無理にカタカナ読みして行き先を告げれば、発音次第でとんでもない土地に連れていかれます。

西アフリカのベナンでは、とうとう誘拐されてしまったかと足が震えました。

たとえ印刷された観光地図を渡しても、貧しい国では効果がありません。

東ティモールの運転手は、OK!と快い返事をしたものですが、30分も市内をぐるぐると走り回った挙句、

「どこ行くの?」

再び地図を渡したときにはじめて、俺、字読めないんだわって顔するわけです。

ちなみに、頼みもしない市内ぐるぐるドライブが料金に加算されるのが海外の常識。理不尽な請求をどう値引きするかが、旅人の腕の見せ所であり、交渉を誤ると命がけです。

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著者紹介

石澤義裕(いしざわ・よしひろ)

デザイナー

1965年、北海道旭川市生まれ。札幌で育ち、東京で大人になる。新宿にてデザイナーとして活動後、2005年4月より夫婦で世界一周中。生活費を稼ぎながら旅を続ける、ワーキング・パッカー。

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