失敗ばかりで無くした“やる気”を取り戻す5つの方法
2023年09月06日 公開
人生には困難がつきものです。失敗続きで恐怖心が芽生え、一歩を踏み出せないことも。苦しい状況下で、人生を好転させるにはどうしたら良いのでしょうか? ライフコーチのスコット・アランさんは、どんなにつらくても積極的に行動することが大事だと語ります。本稿では、失敗続きの人が、人生を軌道修正するための方法を紹介します。
※本稿は『GREAT LIFE 一度しかない人生を最高の人生にする方法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を一部抜粋・編集したものです。
困難な状況下でも歩みを止めない
人生ではどんな状況に直面するか予想できない。たとえば、職場でリストラにあった、会社が倒産した、などなど。
こういう困難な状況で私たちがやりがちなのは、完全に前進を止めることだ。「この先どうなるのだろう」という恐怖におびえて、何もしなくなるからである。
しかし、何もしないというのはけっして建設的な態度ではない。状況がひとりでに好転するのを待つのは必ずしも最善の策ではないからだ。
覚えておこう。積極的に行動を起こすと、チャンスをつくり出すことができる。その結果、恐怖におびえて生きることから、目的を持って生きることへと心の姿勢が変化する。
困難な状況下で心がけるべきことを紹介しよう。
1. 感謝の心をはぐくむ:自分が何に感謝しているかを考えてみよう。それによって心の姿勢が変わり、自分が恵まれていることに意識を向けることができる。
2. 自分が何を成し遂げたかを思い出す:これまでに成し遂げてきたことを思い出し、人生でどれだけうまくいったかを振り返って自信を取り戻そう。
3. 新しいことに挑戦する:新しい趣味を始めてみよう。ルーティンを変えると、ものの見方が変わる。
4. リフレッシュする:困難な時期には自分を大切にする必要がある。たとえば散歩をする、運動をする、良書を読むなどして、心身を活発にしよう。
ポジティブな名言を読む
ポジティブな名言を暗唱する習慣は、思考を改善する打ってつけの方法である。多くの人がふだん不安や絶望にさいなまれているのは、ネガティブな思考をしていることが原因だが、ポジティブな名言を読めば、すべてが変わる。変化を促し、行動を起こすように勇気づけてくれるからだ。
ポジティブな名言は次の4つの点で役に立つ。
1. モチベーションを上げてくれる:エネルギッシュになって積極的に行動を起こしたくなるから、人生がうまくいくきっかけになる。
2. 困難を乗り切る原動力を与えてくれる:ポジティブな名言を読む習慣を身につけると、ピンチに見舞われて落ち込みそうになっても、元気を出すことができる。
3. 最も大切なことを思い出させてくれる:健康や資産、人間関係など、ふだん持っているものに感謝するきっかけになり、ポジティブな姿勢を維持することができる。
4. 周囲の人にも知恵と勇気を授けてくれる:ポジティブな名言を家族や友人、同僚と共有すれば、彼らはその知恵に感動し、勇気を出して前に進むことができる。
ポジティブな名言には、逆境に見舞われたときでも、まるでライフコーチが寄り添ってくれているような作用がある。毎朝、少なくともひとつのポジティブな名言を読もう。そういう名言を集めて日記やノートに書きとめるといい。