まず物を寄せる...捨てられない人でも「きれいな部屋を維持」できる片付け術
2023年09月13日 公開 2024年12月16日 更新
物が溢れ返って、雑然とした部屋を片づけたいのに、捨てることが苦手で悩んでいる方はいませんか? 幸せ住空間セラピストの古堅純子さんによれば、物を捨てなくても「快適な空間」はキープできるといいます。捨てない片付けとは一体どのようなものなのでしょうか? コツを紹介します。
※本稿は、『PHPくらしラク~る♪』2023年9月号特集「やめて幸せになった9つのこと」より、一部を抜粋編集したものです。
捨てなくても部屋は片づけられる!
多くの人は「片づけ=物を捨てる」ことだと思っているのではないでしょうか。しかし古堅流「"景色"を変える片づけ」なら、物を捨てず、寄せるだけで部屋を片づけることができます。
物を寄せて部屋の見た目がガラッと変わると、「片づけって気持ちいい!」「快適な空間をキープしたい!」と、心が動きます。すると、寄せた物や他の部屋の物も、不思議と「使う・使わない」の取捨選択ができるようになり、部屋が片づいていくのです。
そして、 部屋の"景色"が変わることで、来客が増えたり、明るい気持ちになったりと、生活自体が自然と豊かになっていきます。ぜひ一度、「"景色"を変える」ことから片づけをスタートしてみてください。
景色を変える片づけの秘密
捨てられない人でも片づけられる、古堅流片づけの秘密をお教えします。
【エピソード】
物を寄せるだけで、理想のリビングになりました!
わが家は夫と小学生の息子の3人暮らし。リビングは家族それぞれの物であふれかえっていました。捨てなくちゃいけないとはわかっているのに、夫と息子は「これは大事」の一点張り。
そんな状況に私はイライラしっぱなしだったのですが、古堅さんが、リビングの物をブルドーザーみたいに寄せて、リビングに空間をつくってくれたんです。そしたら、家を買った当時のすがすがしい"景色"が戻ってきました。
激変した"景色"に「よし、やろう!」という気持ちがわいてきて、私が率先して片づけていると、次第に夫も息子も協力的に。
3人でリビングをどんな場所にしたいかと話し合い、「みんなの楽しみがつまった場所」という理想の空間をキープするべく、片づけができる家族に変身できました。イライラが減って、以前より夫と息子の笑顔も増えました。
【秘密1】リバウンドしない!
「この空間でどんな暮らしがしたいのか」というビジョンやコンセプトを持てるようになり、リバウンドしにくくなります。
【秘密2】 1部屋片づけると 他の部屋も変わる!
1部屋だけでも先に片づけ、"景色"を変えると、少しずつ自分の意識が変わり、おのずと他の部屋も片づけたくなっていきます。
【秘密3】「いる」「いらない」 から始めなくていい!
物を捨てられない人にとって「いる」「いらない」の仕分けはハードルが高いもの。古堅式片づけでは「物を寄せる」からスタート!
【秘密4】モチベーションが上がる!
物を寄せて空間をつくり出し、「理想のきれいな部屋」を目の当たりにすることで、片づけのモチベーションが上がります。