1. PHPオンライン
  2. くらし
  3. 疲れにくい体は「ひねるだけ」で手に入る

くらし

疲れにくい体は「ひねるだけ」で手に入る

坂村純子(パーソナルトレーナー)

2024年07月03日 公開

普段の生活で、体をひねることは然程ありません。ひねることは、体にたくさんのよいことをもたらします。そして行っているうちに、動きやすい体になるだけでなく心もスッキリしてきます。パーソナルトレーナーの坂村純子さんは著書『オトナ女子の「やっかいな疲れ」がとれる大全』の中で、疲れにくい体を作る「ひねる運動」を紹介しています。本稿では、その一部をお届けします。

※本稿は坂村純子著『オトナ女子の「やっかいな疲れ」がとれる大全』(大和出版)より一部抜粋・編集したものです。

 

疲れにくく、ラクに動ける毎日に変わる

トレーニングといえば、皆さんが思い浮かべるのは体の表面の筋肉に負荷をかけて筋肉を硬くする、従来の筋トレではないでしょうか? 表面の筋肉は自分で意識して動かし、負荷をかけることで鍛えられる......。だからキツイのですね。

一方で、体芯力体操は、大腰筋を中心としたインナーマッスルを鍛えるためのトレーニングです。インナーマッスルは、自分で意識して動かせる筋肉ではないので、負荷をかけるのとは逆に、表面の力を抜いてリラックスすることで、はじめて鍛えることができるのです。

 

効率よく動けるようになる

体芯力体操の基本動作は「曲げる」「伸ばす」「ひねる」だけ。「え? それだけ?」と思いませんか?

でもだからこそ簡単で誰でもできるのです。体をゆっくり動かすことで、大腰筋に刺激が入り鍛えられます。大腰筋は単独では動かないので、この基本動作を行うと、大腰筋の周りのインナーマッスルも鍛えられ、やがて全身の筋力もついて体力もついてきます。つまり、体の芯となる筋肉が強く柔らかくなるので、効率的にラクに動くことができるのです。

私達が立ったり、歩いたり、座ったりをスムーズにできるのは大腰筋の働きによるものです。しかし、年齢を重ねて体を動かさなくなると、大腰筋はいつの間にか衰えてきてしまいます。全身の筋肉の要である大腰筋が衰えることで全身の動きに大きな影響を与えるのです。

だからこそ、体芯力体操で大腰筋をはじめとした重要なインナーマッスルを鍛えて、少ない力で効率よく動ける体に、そして疲れにくい体を目指しましょう!

次のページ
大腰筋を使ったお尻歩き

関連記事

アクセスランキングRanking