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「一生この仕事をしたい」京都市山科をスイーツで盛り上げるパティシエの情熱

きょうとくらす編集部

2024年08月06日 公開

KBS京都で放送中の『谷口流々』。谷口キヨコさんが、京都を中心に活躍する人々の仕事現場に足を運び、十人十色の人生哲学を紐解いています。本稿では、2024年5月11日(土)に放送された、山科区でケーキ店を営むパティシエの島田泉さんのお話をご紹介します。(文/sumire)

※本稿は、KBS京都が運営するウェブメディア「きょうとくらす」からの転載です

 

パティシエ・島田泉さん

今回ご紹介するのは、京都市山科区にお店を構えるケーキ店『パティスリー アラマ』の店主を務めるパティシエの島田泉さん。山科のスイーツとパンが揃うイベント『山科スイーツフェス』の主宰をしながら、スイーツ界を盛り上げています。

いちごやブルーベリー、フランボワーズを使ったお店の人気メニュー『タルトルージュ』をはじめ、さまざまなケーキを楽しめますよ。

 

「いつか自分のお店を持ちたい」

小さい頃はあまりケーキが好きではなかった島田さん。小学校のとき姉が一生懸命作ってくれたショートケーキに感動したことで、お菓子やケーキ作りに興味を持つようになります。

商業高校に入学後、両親がお店をしていたこともあり、「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を持ち始めるようになります。調理師の専門学校へ進学したのち、滋賀の『大津プリンスホテル』でパティシエとして働き始めました。

ホテルでは、ウェディングケーキやレストランのデザートなど、幅広いパティシエの仕事を経験。夫・勝広さんとも出会い、仕事もプライベートも充実していたようです。

 

10年前、夫婦でケーキ店をオープン

ホテルを退職後、小さなレストランの立ち上げや、ブライダル関係の仕事に携わる中で結婚。当時、結婚や出産後もパティシエを続ける女性がほとんどいない中、「おばあちゃんになってもパティシエでいたい」という想いから、いつか自分の店を持つ夢を諦めなかったと言います。

そして、下の子が生まれたことがきっかけとなり、2014年、ついに夫と共に『パティスリー アラマ』を立ち上げた島田さん。10年を経た現在でも変わらず、地元で愛されるお店が続いています。

 

仲間たちと開催した「山科スイーツフェス」は大盛況

2023年4月、新たなチャレンジとして仲間たちと『本願寺山科別院』で『山科スイーツフェス』を開催。

成功するか不安だったものの、第1回はこれまでに見たことがないほど人が集まりました。「ステージから話をしたときの風景は今でも忘れられない」と島田さんは話します。

第2回も無事成功に終わり、第3回、4回...と続けていきたいと強く思うようになります。また、イベントを重ねる中、山科のまちをスイーツで盛り上げるため『山科スイーツプロジェクト』を発足。スイーツを通して、おいしいもので幸せを届けたいという目標に向かって日々活動しているそうです。

 

取材でみえた「島田さんを表すことば」

今回の"島田さんを表すことば"は、『生涯 一パティシエからの~』です。自分がやりたいと思う仕事を一生続けることは本当に大変なこと。それを貫いて、パティシエとして、今後もさまざまなスイーツを展開してほしいですね!

【店舗情報】
パティスリー アラマ
住所:京都府京都市山科区御陵四丁野町37-22 上伊ハイツ山科106
電話番号:075-502-2181
営業時間:11:00~17:00
定休日:土・日曜日・その他不定休

 

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