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子どもを伸ばす「質問」の力

マツダミヒロ(質問家)

2011年02月05日 公開 2022年10月26日 更新

親から子へのコミュニケーションでは、「指示」「命令」「詰問」が中心になるのが一般的だ。しかしこれらは、子どもの選択肢を減らしかねないという。

質問家のマツダミツヒロ氏は「質問」こそ、子どもの創造性や想像力を引き出す力があると語る。

今までしたことがないような違和感のある質問こそ親子の成長のチャンスだと解説するが、どのような考えで質問をするといいのか。

※本稿は、マツダミヒロ/本間正人 著『子どもが『やる気』になる質問』(PHP研究所)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

 

質問は親子コミュニケーションのカギ

「質問」というと、私たちは、つい、「すぐに答えを出す」ことを考えてしまいますよね。でも、本書で書かれている質問たちは、短時間に正しい答えを出すことを目的にしたものではありません。

親子が一緒に考え、お互いに成長するためのものです。一般に、親から子どもに対してのコミュニケーションは、「指示」「命令」「詰問」になりがちです。しかし、指示や命令、詰問は、子どもの選択肢を「減らす」ことになるのです。

いっぽう、質問は選択肢を増やし、子どもの世界を「広げる」ことができます。これから紹介する質問は、子どもの創造性(クリエイティビティ)や、想像力(イマジネーション)、さらには本当の気持ちやエネルギーを引き出す効果のある、親子コミュニケーションのカギなのです。

 

違和感のある質問こそ、成長のチャンス

「でも、こんな質問、子どもに今までにしたことがないなあ......」

この本を読んで、そう感じることが多いかもしれません。たしかに、意外な質問、考えてもみなかったような質問が並んでいるように感じるかもしれません。口にした人も、質問されたほうも、「えーっ」と驚いたり、違和感や戸惑いを覚えるものがあるかもしれません。

でも、その「違和感」に成長のチャンスが潜んでいるのです。勇気を持ってチャレンジしてください。

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答えはすべて受けとめよう

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