多様な生き方が選べる現代、「生きているだけで疲れる」と感じることもあるかもしれません。頭の中を整理し心の負担を減らす「ジャーナリング」のメリットとは。セルフブランディング講師の竹下綾美さんに教えていただきました。
※本稿は、『PHPスペシャル』2025年4月号より、内容を抜粋・編集したものです
想いを書き出す
働き方、お金の増やし方、エンタメの楽しみ方......。あらゆることが多様化し、選択肢が増えたことで、私たちを取り巻く状況は目まぐるしく変わってきています。
そんな今の時代において、「生きているだけで疲れる」という方も多いのではないでしょうか。
そこで、この連載では、心がラクになる習慣をテーマに分けてご紹介していきます。日常的に取り入れて、ぜひ効果を体感してみてくださいね。
さて、今回のテーマは「想いを書き出す」、いわゆるジャーナリングと呼ばれる習慣です。頭の中にあることを言語化して、ひたすら書き出すことで、自分の気持ちや希望に気づきやすくなるという効果があります。
自分の気持ちがわからないとき、人は大きなストレスを感じてしまいます。やりたいことがあったり、「なんとなく嫌だ」と思っていたりするのに、それを言葉にしていないがゆえに自分の気持ちに気づけず、苦しんでいる人が、じつはとても多いのです。
他にも、複雑な状況下に置かれて迷っているようなシーンでは、「自分が本当はどうしたいのか」がわからなくなりがちです。
そんなときは、「今、感じていること」を紙に書き出しましょう。
書くときのポイントは、きれいに書こうとするのではなく、思ったことを「そのまま」書くこと。「つらい」「◯◯さんの言葉」「お金」など、頭によぎった単語を書くだけでもOKです。
まとまらない気持ちを思いつくままに書くことで、つかめていなかったモヤモヤの正体が次第にはっきりしてくるはずです。漠然とした不安の正体がわかると、「大丈夫そう」「こうすればいいかも」などと思えるようになります。
書き出すことをおすすめする理由は、書くという行為が、体の実感をともなうからです。「手」を動かして書き、書いたものを「目」で見る。それにより、思考のデトックスを体感でき、心身ともに軽くなるのです。
【竹下綾美(たけした・あやみ)】
株式会社Bright Muse代表取締役。「全ての人の才能を開花させ、人生を輝かせる」ことを使命に、コンサルティング事業のほか、色や香りに関する知見を活かした天然石ジュエリーの制作やアロマブレンド、手帳などの商品プロデュースを手掛ける。