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タイパ疲れの解消法 余白時間を生み出す5つの場所とは?

横田真由子(ミニマムリッチ(R)コンサルタント オフィスファーレ代表)

2026年01月29日 公開

コロナ禍の後、時代は大きく変わりました。
タイパやコスパがもてはやされ、効率が最優先。隙間時間さえ埋め尽くすことをよしとする昨今、ただ、ぼーっとするような、のんびりとした時間を楽しむ余裕は無駄であるかのようです。

本稿では、そんな余裕「余白」の大切さと、作り出すためのコツについてミニマムリッチコンサルタントの横田真由子さんに解説して頂きます。

※本稿は『余白を大切にする人だけが知っていること』(PHP研究所)より一部を抜粋・再構成したものです。

 

「Bがつく場所」で過ごすとアイデアが生まれる

日々、忙しく過ごしていると、ただ仕事をこなすだけの時間が続き、新しい発想やアイデアは生まれなくなっていくのではと感じます。
では、いったい、新しい発想はいつ生まれるのでしょうか。

アイデアが湧く場所は、「B」のつく場所と言われています。
【1】Bath お風呂
【2】Bed ベッド
【3】Bus バス(移動時間・ジョギングや散歩も含む)

お風呂でリラックスしているとき、ベッドで眠りに入るときなど、ふと、アイデアが浮かぶときはありませんか?
机に向かって考えていてもアイデアは湧いてきませんから、散歩に出かけましょう。
あてもなくぶらぶらと歩き続けて五感を開放すると、ひらめく瞬間があります。

世界で初めてiPS細胞の作製に成功した京都大学の山中伸弥教授は、京都の鴨川を散歩していたときにひらめいたと聞いたことがありますし、駅の自動改札機は、発明者が釣りに行ったときに、葉っぱが一回転して川面を流れていく様子を見て思いついたとか。
川沿いの散歩や釣りを楽しむ余白時間が、人生を変えるのだと思います。

アイデアがひらめいたり、直感が働いたりするときは、頭も心も体も軽いときです。

私は散歩に出かけるときは、手ぶらです。小さな財布とスマホをポケットに入れ、無心で歩きます。
広尾から六本木に向かって歩きはじめ、元麻布から麻布十番へ。昔からの商店街を歩き、お気に入りのパン屋さんでミルクフランスを買って帰ります。

私にとってアイデアの浮かぶ場所の4つ目のBは、【4】Book Store(本屋)です。
恵比寿から代官山方面へ向かい、本屋に立ち寄ります。西郷山公園を通り、中目黒へ。川沿いを歩き、気になったショップのお洒落なウィンドーを覗きながら、あれこれ妄想。行き詰まった思考が切り替わり、よい刺激になります。

疲れたら、無理せずバスに乗って帰ります。バスのゆるやかな揺れも心地いいのです。1時間ちょっとくらいの散歩が理想的。戻ってからの作業も捗りますし、一日をデザインするうえで、ちょうどいい余白時間です。

そして、最後のBは、【5】Bar(お酒が飲める場所)。
ほろ酔いくらいならリラックスできて、アイデアも浮かびやすくなります。おいしいお酒とともに、ほっと一息つける時間は、人生のご褒美時間です。
日常の暮らしに少し疲れたら、5つのBでリフレッシュしませんか。

【余白を大切にするLesson】
とっておきの「Bがつく場所」を決めておく

 

探しものをする時間を減らすための習慣をつくる

「あれ?どこだろう?」と探しものをする時間は、年間、どれくらいあるでしょうか?資料が見当たらない、データの保存先がわからないなど、常に私たちは探しものをしています。

ある調査によると、年間150時間も、私たちは何かを探しているそうです。
150時間というと、6日間と少し。1週間近くもの時間を無駄にしていると思うと、もったいないですね。

私は片づけが苦手なので、できるだけものを少なくしています。
ものが少なければ、一目で何がどこにあるかがわかりますし、掃除もしやすく、探すストレスからも解放されます。

探しものをなくすには、「5つのS」のルール化・習慣化がポイントだと言われています。
【1】 整理
【2】 整頓
【3】 清掃
【4】 清潔
【5】 躾
そして、私にとっての6つめのSは、シュレッダー(細断)です。
紙類は、その都度シュレッダーにかけていかないと、どんどん溜まっていくからです。

「一度読んだらシュレッダーにかける」と決めておくと真剣に読みますし、必要なことはデータで残しておきます。まとめてやるとなるとなかなか大変ですから、書類は「ここに入るだけ」と、あらかじめスペースを決めておきます。

「忙しいということは、何かに支配されている」と言った人もいました。
探しものをしていると、スムーズに一日のタスクが進まず、すべてが遅れていきます。その後のスケジュールはどんどんタイトになり、どんどん支配されている感覚になります。

支配されていると自由を感じられなくなり、毎日が楽しくありません。
「忙しい」という字は、心を亡くすと書きます。忙しい毎日が、何かを亡くしていると感じているなら、今こそ、亡くしている余白を取り戻すときかもしれません。

【余白を大切にするLesson】
余白時間を生み出すために
削減できる時間がないか考えてみる

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