テレワークで急増する「急に部下を動かせなくなった上司」…今すぐ改めるべきポイント
2020年04月16日 公開 2022年06月02日 更新
途中途中でチェックし、手戻りを防止する
最初にすり合わせたにもかかわらず、「ちょっと思っているものと違う」と言われることがあります。「自分が思っているのはこんななんだ」と言い出されて、こちらとしては、「もっと早く言ってよ~」と愚痴の1つも言いたくなります。
これは、取り掛かっている作業が進むことで、必要になるものが具体的になり、求められているものが当初のイメージから変わってしまうからです。
うまく進めていくには、途中途中で相手と完成イメージを共有し、フィードバックをもらいながら調整することです。
情報が集まってくるにつれて、上司の中でもゴールのイメージがよりハッキリしてくるので、共通認識をもちやすくなります。
一方、チェックの回数が細かすぎても、チェックする側もされる側も負担が大きくなります。
タスクの大きさや種類にもよりますが、最初にアウトプットイメージを共有して、そのあと、60%くらいの出来上がりで一度チェックしてもらい、最後にひととおり完成したものを確認してもらう程度が適切です。
ただ、この辺りは上司のタイプにもよります。どの段階でチェックが必要か上司に確認するといいでしょう。細かい進捗管理を好む上司であれば、もう少し頻度が上がるでしょう。
一方、大雑把な管理を好む上司の場合は、やるべきことが明確でなければ、最初、途中、最後の最低3回は確認してもらえるようにお願いするほうが安全でしょう。
上司側も、自分のタイプを自覚した上で、普段から部下と認識をそろえておくように意識しましょう。