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「夜の接待ゼロでトップ営業マン」が語る“1日3時間睡眠”の価値

田村広大(予防医療診断士)

2020年08月31日 公開

 

時間が増えるから、5つも仕事をかけもちできる

私の本業は保険の営業ですが、それ以外に5つほど仕事をしています。パーソナルジム経営者、保険募集人、金融商品仲介業、予防医療診断士、営業のコンサルティング業です。通常だったら手が回らないところですが、朝の時間を使えるので、このようにいくつもの仕事がかけもちでできます。

先日は、ある会社の社長さんにダイエット法を教えたところ、「社員の女性たちがダイエットについて聞きたがっているから、セミナーをしてもらえないか」という依頼がありました。

ほかには、マイホームを買うくらいの年代の方に住宅ローンの裏ワザや銀行でのお金の借り方などもお話ししています。「保険の話だけでなく、お金全般にまつわる困ったことを気軽に相談してもらえたらいいな」と思っているからです。そういうネタを増やすことができるのも、短眠のおかげだと思います。

1日が24時間なのは、どんな人にも共通です。でも、その使い方は人それぞれ。同じ24時間でも、稼働できる時間が増えたなら? それだけ有利になるのではないでしょうか。

それを可能にするのが、短眠というわけです。

 

「何時間寝るか?」より「何時に起きるか?」

睡眠は「長く寝ればいい」というものではありません。もし「7時間寝るのがいいのだ!」と思っていたなら、今日からその思い込みをリセットしましょう。

「何時間寝るか?」よりも意識を向けていただきたいことがあります。それは「何時に起きるか?」です。睡眠時間よりも、起床時間にフォーカスするのです。

最終目標は、朝4時起きです。ですが、最初からいきなり4時に起きるのはいくらなんでもハードルが高すぎますし、やる気も起きないでしょう。

そこで、まずは今より30分早く起きることを目標にしましょう。私のメソッドは、1週間ごとに区切り、1カ月で目標達成することを目指しています。

●1週目 → 5:30起き
●2週目 → 5:00起き
●3週目 → 4:30起き
●4週目 → 4:00起き

もし、現在も5時半より早くに起きている場合には、30分ずつ早めていけば、3週間で4時起きに到達できるでしょう。

これまで7時、8時起きだった場合には、4週間目に4時起きに到達するよう、均等に時間配分してみましょう。

ただし、縮める時間が長ければ長いほど負担が大きくなり、成功率が下がるのはたしかです。もし確実に習慣を身に着けたい場合には、起床時間よりも毎週ごとに30分ずつ起きる時間を早めることに重点を置きましょう。

これまで7時起きだった人はまず4週間で5時起きに、その後2週間かけて4時起きに。これまで8時起きだった人は2カ月で4時起きに到達したほうが、習慣はより定着しやすくなります。

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