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インテルが開発、Googleやfacebookが導入…先進企業が続々と採用する「OKR」とは何か

HRインスティテュート

2020年12月23日 公開 2023年01月05日 更新

OKR運用のポイント

実際にOKRを運用する段階では、定期的にミーティングを開催しKRの進捗状況の確認を行う必要があります。このミーティングには、チーム全体で状況を共有するチームミーティングと、リーダーとメンバーが1対1で振り返りを行う1on1ミーティングの2つを設定します。

ミーティング運営におけるポイントは、メンバーからのボトムアップの意見が出やすい状況をつくるために心理的安全性を確保しておくことと、事前にアジェンダや役割分担を明確にしておくことです。

何度もお伝えしているように、ムーンショットの目標を達成するためには、メンバーそれぞれが主体的に目標達成の方法について考え続ける必要があります。そして、こまめな情報共有によりチームメンバーとの一体感を醸成することから、ミーティングそのものに手間をかけ過ぎるのは得策ではありません。

また、ミーティングで、「事業環境等の変化により、当初想定していた目標が達成不可能/容易に達成可能であることが判明した」「OとKRの関係性が変わってしまった」という話が出た場合は、KRの見直しを検討してください。

納得感のない状態にもかかわらず見直しを行わないと、メンバーのモチベーションの低下につながる恐れがあります。ただし、「達成が難しそうなのでKRを変更する」というレベルではKRの変更ではなく、どうしたらKRが達成できるか、どのような支援が可能か、を議論していきます。

 

OKRが向いている組織とは

ここまで、新たなマネジメント手法としてOKRを紹介してきましたが、もちろんこれが唯一無二の方法だ、ということではありません。例えば、AmazonやMicrosoftなどはOKRではなくKPIによるマネジメントを行っています。また、一部の部署にのみOKRを導入するということも可能ですし、OKRと他のマネジメント手法を併用することも問題ありません。

OKRの特性を踏まえると、「革新的なアイデアを必要とする」、「組織全体にビジョンを浸透させ、共有させたい」、「メンバーのモチベーションを何より優先する」といった考えを持っている組織は、OKRが導入しやすいと考え

られます。逆にいえば、上記のような組織に変えていきたい、つくっていきたい、と考えるのであれば、OKRを導入することで実現に一歩近づくことができます。

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