面接官「月に何冊本を読んでいる?」…正直に答えて鼻で笑われた“趣味は読書”な人
2021年04月22日 公開 2023年02月15日 更新
本をどう読むのが正しいのか
『学びを結果に変えるアウトプット大全』(サンクチュアリ出版)などのベストセラーで知られる作家の樺沢紫苑さんは、著書『精神科医が教える 読んだら忘れない読書術』の中で「読書をしても内容を覚えていないことの危険性」について触れています。
私はこの本で紹介されている、時間を小分けにして読書する方法を実践しています。同書によると、人は何かの作業を行う時、最初の5分(初頭努力)と終わりの5分(終末努力)で集中力が高まるそうです。
つまり読書においても長時間読むのではなく、短い時間の読書で回数を重ね、初頭努力と終末努力を繰り返す読み方の方がより情報を効率的に取り入れることができるというわけなのです。1回の長時間読書よりも複数回の短時間読書をしましょうということですね。
例えば通勤時間もスキマ時間です。通勤の20分で本を読むと、初頭努力で5分、終末努力で5分、合計10分もの時間を高い集中力で読書していることになります。私の場合はこれを通勤の行き帰りと、仕事のお昼休憩、計3回繰り返していたので、初頭努力と終末努力も3回ずつ利用できています。
反対に例えばこれが1時間続けての読書だと、初頭努力と終末努力は1回ずつなので1時間のうち10分しか集中力の高い状態がキープできていないということになります。
スキマ時間にはついスマホでゲームをしたりしてしまいがちですが、そんな時こそ初頭努力を利用することを意識して最初の5分で書籍の目次を眺めてみましょう。そこから興味を引く部分、あるいは一度読んだのに結論を思い出せない部分を選んで、情報まで一直線に飛んでみましょう。