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生き方

嘘笑いが効果的? やる気が起きない時の「心の準備運動」

宇佐美百合子(作家、心理カウンセラー)

2022年07月04日 公開

 

肺にたまった淀んだ空気を入れ替える

心が重たいと、体まで重たく感じます。心身は一体ですから、体にアプローチして心を軽くしましょう。肺の底には、ふだんの呼吸では入れ替わらない"残息"が常にたまっています。

このよどんだ空気を特別な呼吸で吐き出して、新鮮な空気を胸いっぱい取り込みましょう。最初に大きく息を吸い込み、上半身を折り曲げながら徐々に吐いていきます。吐いて、吐いて、もうこれ以上は無理というところまで吐き切ってください。

限界まで吐き切ったら、宇宙に満ちているエネルギーを好きなだけ吸い込みましょう。この深呼吸を数回くり返すと、体の隅々に酸素が行き渡って、「積極スイッチ」が入りやすくなります。

 

自分にご褒美をあげる

やるべきことが目の前に10個あるとしましょう。それを「全部やらなくてはいけない」と思うと、手をつける前から心が折れそうになって全然やる気が出ない...ということになりかねません。

そんなときは「10個ある」と考えず、「とりあえず1個やればOK!」と考えましょう。さらに、「1個やり遂げたら自分に何か"ご褒美"をあげる」と決めておくのです。

ご褒美は必ず心が弾むことにしてくださいね。たとえば、「いったん休んで好きなことをする」とか「ほしかったものを買う」など。そのことを考えると思わず顔がほころぶようなことを選んで、「とりあえず1個やる」をくり返しましょう。

 

元気いっぱいの人から元気をわけてもらう

1人で悶々としていても「積極スイッチ」は入りません。そんなときは元気いっぱいの人から元気をわけてもらいましょう。そう言うと、気を遣う人はたいてい「迷惑をかけたら悪いから」とためらいます。

でも、ちょっと待ってください。活力が満ちあふれている人にとって、頼られることは迷惑ではないとしたら? 元気な人は、輝いてイキイキしていることをうらやましがられ、行動的なことを尊敬されるのはうれしいものなのです。

そんな人が近くにいたら気軽に会いにいきませんか。心は隣にいる人のバイブレーションを感知しやすいので、一緒に過ごせばきっと前向きな気持ちがよみがえるでしょう。

 

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