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生き方

脳科学者が教える「脳が喜ぶ6つの言葉」

西剛志(脳科学者)

2022年07月21日 公開 2024年02月05日 更新

 

他人の言葉とのつきあい方

自分が前向きな言葉を使うようになると、「疲れた」など、他人の発するネガティブな言葉にイラッとすることもあるでしょう。

そんなときは、その人がどんな気持ちを伝えたくてその言葉を発したのかを、考えてみましょう。あなたにとって「疲れた」は不平不満のイメージかもしれませんが、相手は「こんなに頑張ったのよ、ねぎらって」という意味で使っているかもしれません。

このような受け止め方ができると、他人の言葉からマイナスの影響を受けにくくなります。また、私がこれまでに出会ったうまくいっている人たちの共通点は、人の話を謙虚によく聞くところです。

1冊の本との出合いで自分の価値観が変わったという経験を持つ方もおられました。人の話や本などから、いい言葉をどんどん吸収して、思考(=考え方)の枠を広げましょう。それがいい口ぐせを生み、幸せを引き寄せることにつながります。

 

厳選! 脳が喜ぶ口ぐせ6選

(1) 〇〇して楽しかった

単に「楽しかった」ではなく、「〇〇」の部分を考えることがポイント。脳には空白を埋めようとする性質があるからです。楽しかったイメージが具体的に浮かんで、ハッピーな気分になります。

(2) すごい! 

言われた相手は「認められた」と感じて、人間関係が良好に。また、脳は、自分に言い聞かせていると捉え、あなたのパワーも上がります。

(3) できるかも

「かも」を最後に付けることで、絶対に無理と思っていたことでも「もしかしたらできるかも? チャレンジしてみようかな」と、脳が受け入れやすくなります。

(4) 好き!

言った瞬間に気持ちが上がるパワーワード。食べ物、自然、ファッションなど、毎日の生活のなかで、何度でも言いましょう。

(5) 時間がある

「時間がない」と言うと、脳内で時間がないイメージがつくられ、物理的に時間があっても時間がないと感じます。忙しい人ほど「時間がある」を口ぐせに。

(6) 私は日に日によくなっていく

自分が成長しているイメージが湧き、そのイメージ通りになろうとします。結果、本当に成長して、喜びを感じることができます。

 

著者紹介

西剛志(にし たけゆき)

脳科学者

1975年生まれ。東京工業大学大学院生命情報専攻修了。工学博士取得後、国家公務員を経て新会社を設立し、世界的に成功している人の脳科学的なノウハウや才能を引き出す方法を講演会などを通して1万人以上に提供。『なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?』(アスコム)など著書多数。

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