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くらし

1日2分股関節を動かせば充分な理由

菅原洋平(作業療法士/ユークロニア㈱代表取締役社長)

2022年07月31日 公開 2024年12月16日 更新

早起きや運動など、健康管理において「めんどくさい」は生じがち。本稿では、作業療法士・菅原洋平氏の「めんどくさい」を消すコツとメカニズムについて書かれた書籍から、効果的に身体を動かす方法と効果にまつわる一説を紹介します。

※本稿は『「めんどくさい」が消える脳の使い方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を一部抜粋・編集したものです。

 

子どもと一緒に筋トレをすると効果が高まる理由

筋トレやストレッチは、あえて子どもを誘って一緒にやってみましょう。

子どもに口で動きを説明しようとすると、体のどこに力を入れればよいのか、どんな姿勢で行うのか、自分の体を使って振り返りながら考える場面が生まれます。

自分の体の動きを改めて意識し直すことができると、脳の中では運動が理屈をもってイメージ化されるので、感覚的に動いていたときよりもずっと鮮明なイメージになり、運動の精度や効果も上がります。

 

狙っていない筋肉も自然に鍛えられる?

単純に運動をするより、筋肉のつながりや関節の動きをイメージして運動するほうが、運動の効果が高まります。関節の動きは複数の筋肉で担われているので、狙った筋肉ではない筋肉でも運動はできてしまいます。

この狙っていない筋肉で運動が成立してしまうことを代償運動と呼びます。

例えば、ふくらはぎの筋肉を鍛えるかかと上げの運動。骨盤内、ももの内側、ふくらはぎというよい姿勢をつくる筋肉群が使えない人がかかと上げをしようとすると、小指側に体重がのり、足の裏が向かい合わせになるような動きをしてしまうことがあります。これも代償運動です。

効果的なかかと上げをするには、両足の裏の親指の付け根に体重が乗っていると感じることが条件です。

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言語化すると技術は高まる

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