企業向け相談サービス「Smart相談室」が、10月10日の「世界メンタルヘルスデー」にあわせ、ランニングステーション「Re.Ra.Ku PRO 竹橋皇居前店」とコラボしたイベント「モヤ晴れRUN ~走って書いて、心スッキリ~」を2026年10月9日(金)~11日(日)の期間で開催。走りながら心のモヤモヤに目を向け、はがきに書いて手放す。"相談"をもっと気軽なものにしたいという思いから生まれた企画です。
皇居ランのあと、モヤモヤを一枚のはがきに

皇居ラン終わりの海外からの利用者が、早速スマソウポストに投函。Re.Ra.Ku PRO 竹橋皇居前店には国内外問わず、様々な利用者が訪れる。
昨今、健康維持やメンタルヘルスの改善といった面から注目を集めているランニング。仲間と走るランニングコミュニティのように、人が"集まり打ち解ける場"としても人気が広がりつつあります。
そんなランニングと「相談」を掛け合わせたイベントが、10月10日の「世界メンタルヘルスデー」にあわせて開かれています。
皇居を走り、着替えたら、店頭の「スマソウポスト」にモヤモヤを書いたはがきを投函する。店内や更衣室には自分の気持ちに目を向けるための問いかけが置かれ、走っている間も心の声に気づけるよう工夫されています。投函した人には、オリジナルデザインのソーダ「ソーダんソーダ」がプレゼントされます。
同社広報の宮田さんによると、悩みを話すだけで気持ちが整理される効果は「カタルシス効果」として知られているそう。まずは吐き出してスッキリする体験をしてもらうことが、相談のハードルを下げる一歩になると考えています。
毎年世界メンタルヘルスデーにあわせてイベントを開催している同社ですが、今回ランニングステーションを選んだのは、都市生活に根づいたランニング文化と、ステーション自体がコミュニティとして機能している点に注目したからでした。
3人に1人が「相談できる先がない」

店内には、心に目を向けるための問いかけが掲出されている。
背景にあるのは、同社が全国約3000人を対象に行った調査です。直近1年の相談相手を尋ねると、最も多かったのは「相談できる先がない」で38.6%。他人に相談することに抵抗がない人は18%にとどまり、抵抗を感じる理由のトップは「相談しても解決しないと思う」という諦めでした。
また、7割が「相談したかったのにできなかった」経験を持ち、その結果ストレスや不安が増したと答えた人は4割近く。体の不調や無気力につながったという声もありました。一方で、相談への抵抗感が小さい人ほどワークエンゲージメントが高い傾向も見えてきたといいます。
調子が悪くなる「前」に話せる場所を

Smart相談室代表の藤田康男さんは、かつて事業責任者として、退職者が相次ぐ現場に向き合ってきました。ストレスチェックや産業医面談を重ねても、面談に来る人の多くはすでに不調の真っただ中だったといいます。
「第三者から見て調子が悪いとわかるのは、かなり悪い状態なんです」
不調になった人の多くは「もっと早く言っておけば」と振り返ります。けれど、パートナーとの関係や評価のこと、取引先との関係は、上司にはなかなか打ち明けられないもの。だからこそ同社は、話すネタがなくてもいい、ドタキャンしても構わない、相談内容は会社に伝えない――という場づくりにこだわってきました。
藤田さんが最近気にかけているのは、右肩上がりで計画される組織の成長と、波のある個人のバイオリズムとのずれです。
「成績がよく、頑張ってきた人が突然休んでしまうこともある。組織より自分のほうが上回っていても、調子は崩れるんです」
そのずれとうまく折り合っていける社会、そしてサービスをつくっていきたい。藤田さんはそう語りました。
ガチ勢からコミュニティへ 変わるランナーの姿

左から、江口康二さん、涌井圭介さん、藤田康男さん
後半の鼎談には、藤田さんに加え、元マラソン選手の涌井圭介さんと、ランニングステーション「Re.Ra.Ku PRO」を運営する株式会社メディロム代表取締役CEOの江口康二さんが登壇しました。涌井さんは、Smart相談室のアスリート支援プロジェクトでサポートを受けています。
改めて近年、なぜランニングはここまでの注目を集めているのでしょうか。江口さんによると、ランニングはコロナ禍に「密にならない」アクティビティとして、キャンプなどと並んで広がったそうです。最近目立つのは、若い女性のグループ。仕事帰りに飲みに行く代わりに、一緒に走りに来るといいます。

「走りながらなら周りに聞かれないので、相談し合ったり、悩みを打ち明けたりするのに適しているんです」
江口さん自身も、提携先との内密の話は個室ではなく、皇居の周りを走りながらすることがあるとか。ステーションの利用者も、かつてはタイムを追う"ガチ勢"が中心でしたが、ここ数年はコミュニティでの参加が増えています。江口さんも月に一度、朝8時から誰でも参加できる会を開いているそうです。
涌井さんは、ランニングの魅力を「目標を立てて一つずつクリアしていけること」だと話します。仕事で達成感を得にくい人でも、走れば積み重ねが結果につながる感覚を味わえる、というのです。
藤田さんは、かつては「なんで走るの?」と思っていた一人でした。しかし年齢を重ねごとに血圧が上がり、健康のために走り始めたそう。そのうち気持ちよさを覚え、CEOという立場になりプレッシャーを感じるようになってからは、モヤモヤを解消するために走るようになったといいます。
「付き合い方を変えながら、70歳くらいまで続けられる気がしています」
体を動かすと、考えがまとまる

涌井さんが心と体のつながりを実感したのは、現役時代のけがでした。気持ちが落ち込んでいると治りが遅く、走れるようになると回復も早まったそうです。走れない時期は、3〜4時間止まらずに歩き続けて自問自答していたといいます。
「止まっていると、考えたくないことまで考えてしまう。空や景色を見ながら歩いていると、気持ちが晴れてくるんです」
藤田さんは、走ることのよさを3つ挙げます。走ったあとは血圧が下がること、体重が落ちること。そしてもう一つは、走り終えると問題が片づいたような気がすることです。
「答えが出たわけではなくても、自分なりに納得できる。メンタルのバランスを整えてくれる気がします」
江口さんも「悩みのない人生はない」としたうえで、軽い運動で血流を上げることが、問題を解決するきっかけになると話しました。
忙しい日常にどう取り入れるかを尋ねられると、藤田さんは「走ろうと思わず、朝起きたら外に出る」と答えました。家の前から歩き出し、気づけば結局走っているのだそう。
涌井さんは、スマートウォッチで自分の成長が見えるようになったことをモチベーションの一つに挙げます。そのうえで、Smart相談室のカウンセリングを体験した実感をこう話しました。
「現役のときにあったら絶対使っていたと思います。走るだけで解消できない部分は、第三者に相談するのが大事なんだなと」
飲み会とランニング、つながり方の違いは
質疑応答で、人とつながる場として、お酒の席とランニングはどう違うのかをうかがうと、江口さんは開口一番「覚えているか、覚えていないか」と答えてくれました。
「一緒にスポーツをすると仲良くなるのは、お互いの心拍が上がるからなんです。お酒でも心拍は上がるので盛り上がるのは同じ。でもランニングは体も鍛えられるし、戦友のような感覚になる。何より、話したことを覚えているんですよね」
一緒にジョギングをすると、心拍は120〜140ほどまで上がるそう。部活の仲間と生涯つながっていられるのも、同じ波長を共有したからではないか、と江口さんは話します。最後に「しかもタダですから」と付け加え、笑いを誘いました。
【開催期間】2026年10月9日(金)〜10月11日(日)
【開催場所】Re.Ra.Ku PRO 竹橋皇居前店 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1丁目1-1 パレスサイドビル1F
【体験内容】
①皇居ランで汗を流し、自分と向き合う
②専用のはがきに、自身のモヤモヤ・悩みを書く
③はがきを「スマソウポスト」に投函する
④オリジナルデザインのソーダ「ソーダんソーダ」をゲット
■SNSキャンペーン概要
開催期間中、「#モヤ晴れRUN」のハッシュタグをつけてSNSに投稿いただいた方の中から、抽選でRe.Ra.Ku回数券をプレゼントするキャンペーンを実施します。詳細は、Smart相談室公式X・Instagramにてご案内いたします。







