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すぐ始めて、すぐ変えて、すぐやめる! 小山昇の超速仕事術

小山昇(株式会社武蔵野代表取締役社長)

2017年03月02日 公開 2017年03月06日 更新

すぐ始めて、すぐ変えて、すぐやめる! 小山昇の超速仕事術

すぐ始めて、すぐ変えて、すぐやめる

私の仕事のやり方で特徴的なのは、「気がついたらすぐやる」ことです。そして、その方針は「すぐ変更する」「すぐやめる」との3点セットです。こう書くと、典型的なワンマン社長と思われますが、私は、中小企業はワンマンでなければ経営できないと思っています。

「すぐやる」は、口でいうのは簡単ですが、なかなか実行できる人はいません。

なぜか? 新しいことを始めると、必ず何か失うものがある。人は案外保守的で、失うことにためらいがあります。しかし、失うことを恐れていては成長は望めません。

どんなに素晴らしいことも、実行に何カ月も、何年もかかっては「旬」を逃します。物事にはタイミングがあります。

1986年、我が社がパソコンによるスケジュール管理を導入した時、社内には反対の声が渦巻きました。1994年にボイスメールを導入した時も、1995年のネットワーク化の時も、2000年のiモード導入の時も、2012年のiPad導入の時も、社内はブーイングの大合唱でした。

今では「パソコンはいらない」という社員はいません。ネットワークを使わずにフロッピーで情報伝達をする人もいません。新しいことをためらわず、素早く断行したから、「武蔵野のIT化はすごい」と人から評価されています。

新しいことの実行には、勇気が必要です。失敗するリスクを取る勇気と、今までのものを捨て去る勇気です。失敗するリスクは、やってみて「これはダメだ」と思った瞬間に損をする覚悟さえできれば、致命的に近い結果になってもすぐ立ち上がれます。そのために、私は「すぐ変更する」「すぐやめる」をモットーにしている。

捨てる勇気をもたない人は、変化を恐れます。捨てたくないから、変わらずにいたいのです。それは、「楽」を求めて怠けていることにほかなりません。

変化を恐れる人、変わることに拒否反応を示す人は、「仕事のできない人」から脱出できません。

新しいことをためらわない姿勢は、自分のキャパシティを広げます。「潜在能力が発揮できない」と悩んでいる人は、まず行動をすることから始めてください。

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動作ではなく、スタートを早くする

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