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この財産で一生やりくりできるのか...「会社員が40歳でリタイア」の実現可能性

2021年12月30日 公開

山崎俊輔(フィナンシャル・ウィズダム代表,ファイナンシャルプランナー)

 

実現可能性が高い「プチFIRE」。5年の早期リタイアをまず目指せ

何歳でF I R E を実現するか
<何歳でFIREを実現するか>

現実的なマネープランニングを考えたとき、「プチFIRE」に落ち着くこともあります。これは「標準的な引退年齢から5歳早いリタイア」を目指すというものです。

「たった5年?」と思うかもしれませんが、65歳リタイアの現在に60歳で引退をしたとしても、90歳くらいまで生きることを考えれば30年の自由時間があります。

また、多くの人が「経済的な不安が拭えないので、あと5年はしがみつくよ」というような気持ちで会社にとどまり続けているのは、つまらない話です。経済的な心配がなければ、楽しくない仕事、低賃金の仕事ならあっさりと退職ができます。

プチFIREのいいところは、数年で公的年金をもらい始めることを前提にできるため、資産額の目標を高額なものとしなくてすむことです。極端な話、1年分の生活費を決め、5倍用意できればそれがゴールということになります(公的年金が不足する分については、いわゆる「老後に2000万円」が必要ですが)。

ただ、プチFIREは目標ではなく、「通過ステップ」だと考えてみてください。目標を50歳代のFIREに設定し、まずはプチFIREを実現、さらに資金を上積みして50歳FIREを目指す、という感じで取り組んでみるといいでしょう。

 

FIRE実現のタイミングは自分で決めていい

ここで大事なことは「FIRE実現のタイミング」は自分が決めるということです。

早いリタイアを希望するなら資産形成のピッチをかなり早く行う必要があります。自分がどれくらいの年齢でFIREを目指すか、取り組む早い段階でイメージをつくっておかなければいけません。

また、最後のゴールを決めるのもまた自分です。ある程度資産が貯ったなと思ったら、自分でFIREのタイミングを見極め、決断する必要があります。50歳代後半以降であれば、計算は比較的簡単ですが、40歳代でのFIREであれば、そこまでつくってきた財産で本当に一生やりくりできるのか真剣に考えないといけません。

アーリーリタイアに入ったあと、やはり資金ショートの恐れがあるからと、再就職をして普通に稼ぎ直すのは難しいでしょう。

FIREは40歳で実現するという決まりはないのです。FIREのよさは、自分で自分の仕事人生の終わらせ方を決める決定権を持つことでもあるわけです。

 

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