本が苦手な人にも楽しく読んでもらいたい
――小説「変な家」が生まれたいきさつは?
【雨穴】思いつくまま色々な動画を作っていく中で、ずっと好きだったミステリーをやってみたいと考え「変な家」を投稿したところ、思いのほか評判がよく、出版社の方に声をかけていただき書籍化することになりました。
――小説「変な家」に対して、世の中の反応に対してお持ちの感情を聞かせてください。
【雨穴】そのときの自分の持てる力をすべて使っておもしろいものを作ろうと意気込んだ本なので、とにかく一人でも多くの人に読んでもらいたい、という気持ちです。
普段あまり本を読みなれていない人にも楽しく読んでもらうために、読みやすさ、分かりやすさを意識しました。
例えば、文章に対応する間取り図を同じ見開きページに入れて、読者が間取り図を確認するために、文章を読んでいる途中に前のページに戻ることなく、読み進めることができます。また、間取り図を読めない人でも、その家の異様さが理解できるように書きました。
ですので、小さい子供が読んでくれたり、「はじめて本を読破できた」という感想を見たときはとても嬉しかったです。