特徴3:二人称で話せる
「二人称で話す」とは、「自分が使う言葉や話す内容を、相手がどのように受け取るか」を想像しながら話すということです。これができる人は、相手との関係を俯瞰することができるので、人に合わせて話し方を変えることができます。
一方、思い込みや決めつけで話すのは一人称の会話です。一人称で話しているうちは、二人称で話す人とは出会えません。自分の会話が相手を不快にしていないか、良かれと思って放った一言が相手を傷つけていないか、振り返ってみましょう。
特徴4:適切な距離を保つことができる
目の前で人が苦しんでいたら、徳が高い人はとっさに手を差し伸べられます。しかし、伸ばした手を引っ張られて一緒に溺れてしまうようでは、助ける人も、助けられる人も不幸です。「ここまでなら私は助けられるけど、ここから先は本人が解決するしかない」という線引きが大切です。
相手との距離を上手に保つことができる人は、この「課題の分離」ができています。運が開ける人間関係は、自立が第一。他者のせっかくの自立の機会を奪ってはいけないのです。
【著者紹介】
中井耀香(なかい・ようか)
1964年生まれ。古神道数秘術家。20代よりさまざまな占術、開運術を学び、和暦を使った日本人に合う開運方法を編み出す。『幸運の神様とつながる すごい! 習慣』『天を味方につけてベストパートナーを引き寄せる すごい!「縁むすび」』(以上、PHP研究所)など著書多数。