いつも締切直前にイライラ...「先延ばし癖」がなくなる10の習慣

先延ばしをなくすと、物事がスムーズに進むだけでなく、心が軽くなる、人から信頼される、生活のリズムが生まれるなど、人生におけるメリットがたくさんあります。印南敦史さんが、締切を守れる人になるための10個のポイントを紹介します。

※本稿は、月刊誌『PHP』2023年10月号より、内容を一部抜粋・編集したものです。

ポイントは「毎日コツコツ」

先延ばしをなくす秘訣は、「毎日コツコツやる」ことです。なんだそんなことと思われるかもしれませんが、毎日コツコツやることにはさまざまなメリットがあるのです。

一気にやるのではなく、少しずつ進めておくことで、時間にも心にも余裕が生まれます。予定外のことが起きて期日に遅れそうになった場合でも、リカバリーがしやすくなります。途中でスランプに陥っても、気分転換の時間を持つことができます。

そして何より、毎日がラクになります。その結果、あまり気のすすまないことでも、それほど苦に感じることなく続けられるようになれば、先延ばしすることもなくなるでしょう。

やったほうがラクで楽しい

メリットの多い「コツコツこなす」ですが、読者のなかには、「わかっていても、それができないんだよ」と思っている方もいらっしゃるのでは?

ポイントは、「やらなくてはだめ」ではなく「やったほうがラク」と前向きに考えること、そしてコツコツを楽しむことです。毎日同じことを続けていると、リズムが生まれます。

日々の小さなリズムは、やがて大きくなり、日常にノリが生まれます。そこに乗っていけばいいのです。音楽に乗ることが心地よいように、習慣も心地よいものです。そして、心地よいものは続けられます。それが人生全体の好循環につながっていくのです。