『北斗の拳』のコアミックスが手がける“吉祥寺の新拠点” 発想が刺激されるシェアするラウンジ
2025年11月13日 公開
東京・吉祥寺に、クリエイターの発想を刺激する新拠点「CREATORS LOUNGE ZENON」がオープンしました。運営は漫画『北斗の拳』が代表的な出版社・コアミックス。本や漫画、アートに囲まれながら、コーヒーやスナックを片手に仕事や創作に没頭できる空間です。ペンタブブースやアート展示など、"創る人"のための工夫が詰まったラウンジの魅力を紹介します。
吉祥寺に生まれた“創造の拠点”
「"創造欲"を刺激する、憩いの場をつくりたい」——そんな思いから生まれたのが、10月、東京・吉祥寺にオープンした「CREATORS LOUNGE ZENON」です。
運営を手がけるのは、漫画『北斗の拳』などを出版する株式会社コアミックス。ブック&コミックカルチャーの発信地である吉祥寺の街に、またひとつ新たな創造の拠点が加わりました。
店内に入るとまず目に飛び込んでくるのは、壁一面に並ぶ本と漫画。漫画はもちろん、コアミックス作品が中心にラインナップされており、作品世界に浸りながらクリエイティブな時間を過ごせます。
本のセレクトはTSUTAYAの選書担当者によるもので、デザイン・アート・ビジネスなど幅広いジャンルから、インスピレーションを引き出すタイトルが厳選されています。
コーヒーやジュースが飲み放題で、ナッツやチョコレートなどのスナックも自由に楽しめます(※一部有料)。Wi-Fiや電源完備はもちろんのこと、"クリエイター向け"ならではの工夫が随所に見られます。
ペンタブレットが使える個室ブースも
とくに注目なのが、ペンタブレットを備えた専用ブース。イラストレーターや漫画家、デザイナーなどが、集中して制作に取りかかれるよう設計されています。作業の合間には、本棚から気になる一冊を手に取り、感性を刺激するのも良さそうです。
2階には会議室スペースもあり、打ち合わせやミーティングの利用も可能。壁面にはアート作品が展示・販売されており、まるで小さなギャラリーのよう。仕事をしながらアートに触れ、新しい発想を得ることができる空間です。
編集部も実際に訪れてみましたが、天井が高く、本に囲まれた空間は想像以上に心地よいものでした。静かな空気が流れ、自然と集中力が高まります。
吉祥寺という街は、古くから文化や表現の発信地として知られています。ライブハウスや小劇場、ギャラリーなどが集まり、個性豊かな人々が交わる街。このシェアラウンジもまた、そんな吉祥寺の精神を受け継ぎながら、「創造する人のための場所」として機能していくかもしれません。
今後は、漫画やアートを軸としたワークショップやトークイベント、展示企画なども定期的に開催予定とのこと。多くのクリエイターが活躍する場としても、今後の展開が楽しみです。
CREATORS LOUNGE ZENON
所在地:東京都武蔵野市吉祥寺南町2-11-3
JR「吉祥寺駅」北口より徒歩5分
営業時間:11:00~20:00
定休日:火曜日・年末年始
利用形態:時間貸し・予約制(ドロップイン利用も可)
利用対象:クリエイター、アーティスト、学生、一般利用者 ほか
▼料金などの詳細は公式HPを確認ください
https://lounge-zenon.jp/seat-equipment/