<<どうしても食事や酒の量が増えがちな年末年始。体重が増えるのも仕方ない……と諦めていませんか? もしくは、翌日のごはんを抜くというハードな策に出る人もいるかもしれません。
ですが、なんとか食い止めなければと、そんなことをくり返していると、身体に負担をかけますし、やせにくくなってしまうリスクも。
『食べて飲んでおなかからやせる』の著者で日本健康食育協会代表理事で管理栄養士の柏原ゆきよさんに、飲み会が続いても太らない食べ方を聞きました。>>
※本稿は、柏原ゆきよ著『食べて飲んでおなかからやせる』(かんき出版)より一部・抜粋編集したものです
白米の量を増やしてやせやすい身体をつくる
同僚や気の置けない友人たちと集まって1年の労をねぎらう忘年会。体重の増加を気にして思う存分楽しめないのはイヤですよね。
ですが、大丈夫です。上手な食べ方を知れば太ることはありません。
まずは、私の指導する「しっかり食べておなかからやせる」食事法の考え方について、簡単にご説明しましょう。
この食事法では、食事の量は減らさずしっかり食べます。食べることをガマンせず、むしろしっかり食べてしっかり便を出すことで、どんどんやせやすい身体をつくるのです。
エネルギーをどんどん燃やせる燃費のいい身体になれば、太ることはなく、体温が上がり、疲れにくくなり、目に見えて肌ツヤもよくなってハツラツとしていきます。
ポイントは、食べるものの比率を変えること。
具体的には、「ごはん6割:おかず4割」(味噌汁の具材+おかず1 品)、この比率を普段の食事の基本にすること。いわゆる一汁一菜です。1食で考えるのではなく、平均でこの割合(6:4)にします。炭水化物を増やして脂質を大幅に減らすのが目的です。
理想は、具だくさん味噌汁+シンプルおかず。おかずひと口に対し、ごはん2口が目安です。しっかりと噛んで食べることも意識しましょう。
ごはんが大好きな人にとっては、嬉しくて簡単だと感じる食事法ではないでしょうか。
また、近年流行している糖質制限ダイエットに違和感がある、実際に試してみたけれどあまり効果がなかった……という方にも、フィットすると思います。ぜひ試してみてください。