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仕事

新型コロナが日本に示した「既得権益者のための市場」 の限界

守屋実(新規事業立ち上げプロフェッショナル),鬼塚忠(作家エージェンシー代表)

2020年04月29日 公開 2022年12月21日 更新

 

考えるより、とにかく動くこと

(鬼塚)今、起業を考えている人にアドバイスとかありますか?

(守屋)考えるより、動くことを考えたほうがいい。これは、コロナ以前から言っていることなのですが、人は頭の中で考えたようになりません、動いたようになるのです。

だから、考えてばかりいると、考えるだけの人になってしまいます。いつも考えてばかりいるから、頭ばかりが大きくなる。そしてほとんど動かないから足腰は貧弱なままでいる。

そんな状態で前に進んでいけるかと言えば、おそらく、うまく進めないのではないでしょう。重いアタマでフラフラするから動きにくく、動きにくいから動くのがおっくうになり。こうしてできた悪循環は、やがて、本当に動こうと思った時にも、実際には動けない、ということになってしまうのです。

大事なことは、とにかくまず一歩、踏み出してみることです。そして、踏み出したら、歩みを緩めずに、歩み続けることです。もし、その歩みが間違っていたならば、新しい一歩を踏み出せばいいのです。間違った一歩も、前進の一歩です。

こんな大変な時期だからこそ、思考停止に陥らず、ぜひ、自分らしい一歩を踏み出してください。

重複しますが、皆さんの周りに、この変化によって必ず不は生まれていると思います。そこを見つけてください。必ずあります。なければ、考えがまだ及ばないだけです。そしてその不を改善させる方法を見つけてください。それが新規事業になると思います。

私自身も、歩みを止めることなく、引き続き、チャレンジをしていきたいと思っています。ぜひ、みなさんも、一緒に。

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