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生き方

「不要なものを捨てられる人」が最後に勝ち残る

藤原和博(教育改⾰実践家,元杉並区⽴和⽥中学校・元校⻑)

2020年12月10日 公開

 

「逃げる」「避ける」「断る」「減らす」「止める」を実践すれば人生が変わり始める

そんな時、リストラについては先輩である企業のやり方が参考になる。

結局、自分自身が本当に活きて輝く"CORE(コア)"、つまり自信の源になる持ち味を見つけ、それを磨くことしかないのだということ。

そのためには、リストラにおいて企業が実施した前述の5つの基本アクションが、私たちの時間のリストラにも有効になる。

【1 本当はやりたくもないのに付き合いや慣性の法則でやっていたことから「逃げる」】

ゴルフは本当に好きなんですか? 出たくもない結婚披露宴に無理して出てはいませんか?

【2 本当に深くコミュニケーションしたい大事な人との時間を大切にするために、なんとなくの人間関係を「避ける」】

家族と会話もしないで、黙々と義理の年賀状に返事を書いてはいませんか?

【3 できないことは、はっきりと「断る」】

断れなくて、なんとなくずるずると続けていることはありませんか?

【4 趣味だと思いこんでやってきた数々のことの中から、本当に好きで、それをやっていると自分がリラックスできること以外は、回数を「減らす」】

スイミングクラブや英会話教室、ハワイやグッチがあなたは本当に好きですか?

旅行にあと1回しか行けないとしたら、旅行先にあなたはどこを選びますか?

【5 他の誰かになろうとしたり、世間の目、他人の目からみたらこうなるともっとカッコいいだろうというような“MORE(モア)”症候群を「止める」】

あれもこれもやってみて、あっちこっちに旅行して、あれもこれも買い揃えたけれど……その結果、自分の居場所が見えなくなってはいませんか?

閉塞感を打ち破って次のステージにジャンプするためには、膝を折って姿勢を低くする準備が必要だ。

さあ、2020年代でのジャンプを期して、思いっきり、

「逃げる」「避ける」「断る」「減らす」「止める」

ことで、自分だけの"CORE(コア)"を見つける時間をつくりましょう。

 

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