コロナ時代の人脈作りに差を生む「自己紹介のフレームワーク」
2021年01月09日 公開 2022年10月25日 更新
これからどうなりたいか?(=Will)
準備編の最後は、これから先どうなりたいか(will)です。(4)まで書いてきた取り組みを続けた先にどんな状態になっていたいか、ということを言語化してみてください。
前提としてですが、自己紹介に完成はありません。常に自分をアップデートし、履歴書のように改めていく必要があります。ですから、希望についてもあまり肩肘を張らず、今の率直な目標を書いてください。
【(5)その取り組みの先で叶えたい未来】
これからやってみたいことは相手との将来的な関係づくりに役立ちます。ただし、主語はあまり大きくしすぎないように注意してください。自分の個人としての理想の姿であったり、大きくても自分が所属しているチームや会社などの中で、どうしていきたいのかを考えてみてください。
僕の場合は「INTO THE FABRIC」という法人を設立したので、まさに自分が所属しているコミュニティ内でできることです。もし、未来のために自分の地盤が足りていないと思うのであれば、まずは自分がその未来にチャレンジできる器(コミュニティ)を作ってみるのもおすすめです。
物語として組み立てる(=Story)
準備編となる(5)までのワークで、自己紹介を物語として語るためのピースは全て揃いました。(6)と(7)のワークでは、それらを並べ替えたり、伝えやすくなるように微調整して自己紹介を完成させます。
【(6)ここまで書いた内容の順番を並べ替える】
(1)~(5)までを書き終えたら、まずは文章をそのままの状態で(1)→(4)→(3)→(2)→(5)の順番に並べ替えましょう。
なぜワークの順番と違うかというと、本書でも触れてきたとおり、人は自分のことを客観視するのが難しいためです。何もない状態からだと、(3)と(4)の情報はなかなか出てきません。
この段階では前後のつながりがおかしかったり意味が通らなかったりすると思いますが、一旦気にせずに並べてしまいましょう。
300字程度の紹介文を常にアップデート
並べ終わったら、実際に自己紹介をする場所を想像しながら、伝わりやすさを優先して、文章を整えていきましょう。ここで話が通じないようであれば、背景や予備知識などは補足しても問題ありません。
文章の量もここで調整します。人が1分間に話せるのは、文字に換算するとおよそ300文字だといいます。ふつうは自己紹介の時間も長くて1分程度ですよね。ですから、300文字前後でまとめられるように調節してみましょう。
これでようやくあなたにとっての「新しい自己紹介」の完成です!
ただし、自己紹介に完成はありません。常にこれをアップデートしていくうえでも、またこのフレームワークを活用することでブラッシュアップできます。