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「アニマルライツ」「ビーガン」...なぜ“動物の権利”を訴える活動家に女性が多いのか?

佐々木正明(ジャーナリスト・大和大学教授)

2022年06月01日 公開 2024年12月16日 更新

 

「野生のままに」広がりをみせる動物の権利運動

半数以上の家庭がペットと暮らし、「ペット大国」とも言われるフランスで、コロナ禍をきっかけに捨て犬や捨て猫が増えたのだという。

動物愛護運動や動物の権利運動の高まりから、こうした状況を防ごうと、動物の扱いに関する法律が改正され、2024年からペットショップなどで犬や猫の販売を禁止するなどの規定が盛り込まれた。

さらに動物をめぐる規制は強化され、2026年にはイルカやシャチのショーが、2028年には巡回式のサーカスで野生動物の利用も禁止されることになった。

国際社会のインフルエンサーとなったトゥーンベリの言葉やフランスでの規制強化は、21世紀の世界が進む方向を示しているとはいえまいか。

「野生動物は野生のままに」

「海に生きる命は海に生きてこそ」

動物の権利運動とビーガニズムは時代の流れにそって、じわじわと広がってきているのである。

 

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